IPOに向けて管理部門担当者が読んでおきたい本5選
1.初級編
新日本有限監査法人が執筆した、IPOのためにどのような準備が必要なのかをコンパクトにまとめた一冊。
CFOとして3社を上場させた実績のある佐々木義孝氏の著書。分量は多くないものの、実務で培ったノウハウが凝縮されています。
IPO準備の中でもとっつきにくい内部統制について、基礎からわかりやすく書かれています。
2.中~上級編
IPO実務検定試験の公式テキスト。IPO実務検定試験は標準レベルと上級レベルの2段階に別れていますが、本書の内容は標準レベル試験については概ね、上級レベル試験については相当程度カバーしており、IPOの一通りの知識を身につけることができます。
こちらはかなり分厚い本ですが、デロイトトーマツ監査法人の書籍。IPOに関する事項がほぼ網羅されており、辞書的な使い方ができる一冊です。
3.番外編
IPO準備に長年関わってきて、現在はヒトカラメディアのCFOである乙津康人さんのnote。こちらも実務をベースにしたノウハウが記されています。
4.さいごに
IPOを目指し始めた頃から管理部門の体制強化により人員の増加が必要となりますが、一方でIPOを経験したことのある管理部門人材は市場でもまだまだ希少です。IPO準備は知識もさることながら、個々の企業によっても状況が違うので、知識を活かしていかに自社にとって望ましい体制を構築できるかが重要となってきます。
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