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海馬は方向感覚も司る

先日お会いした70代後半の方が「出口どっちだったっけ?」と方向感覚の低下を疑うような事を話されていました。

実際に建物の中にいると方向が分からなくなる事があるようです。

一般的には「方向音痴ほうこうおんち」などと言われますが、医学的には海馬かいばの機能低下だと言われています。

海馬は脳の一部で、短期記憶を司る働きを担っています。

認知症の症状で短期記憶の低下が起きる時には、方向感覚の低下も起きてくる事がよく見られます。

あなたの周りでも極度の方向音痴の方がいませんか?

若くても海馬の機能低下は起こります。

普段から脳のいろんな機能に刺激を与えるように生活をする事が大切です。

記憶力が悪くなってきたからちまたでよくある脳トレをする。

これだけで脳の機能が改善することはほとんどありません。

方向を意識しながら記憶も使うような事をすると良い刺激を与えることができるかもしれません。

【海馬の変わった訓練方法】
海馬機能低下の人がAさん、訓練を指揮する人をBさんとします。
①Aさんの周りから2メートルほど離れた位置にビー玉を10個置きます。
②ビー玉はAさんを囲むように円形に配置します。
③ビー玉の上に紙コップを伏せて置いて見えないようにしてしまいましょう。
④Aさんから5メートルほど離れた位置にBさんが立ちます。
⑤Bさんはずっと訓練中は動きません。
⑥Aさんは紙コップで見えなくなっているビー玉を、コップを持ち上げて拾い、Bさんの元に持ってきます。
⑦この時ビー玉を取り出した紙コップは元のように伏せて置きます。
⑧一つ取り出すごとにBさんに持っていき、また紙コップの円の真ん中に戻って次のビー玉を探します。
⑨順番に取って行ってもいいしランダムでもいいが、空のコップを持ち上げずに的確に自分の取った場所を覚えることが重要です。
⑩終わるまではBさんはAさんにアドバイスなどはしません。

時間のある時にやってみてください。

自分の海馬機能を確認することができますよ。




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