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スリランカで野生のゾウを見る

スリランカで野生のゾウを見た。
ただ単にゾウを見たいのであれば日本で動物園に行けばいいし、実際のところスリランカを訪れたメインの目的はジェフリー・バワの建築を巡ることだったのだが、スリランカは「ゾウの国」でもあるので、やはりゾウも見たかったのである。もちろん野生のゾウを!
ということで、ゾウが見られる国立公園に行ってきた。

スリランカには自然保護区域でもある国立公園が多くあり、そのうちいくつかの公園にはアジアゾウが生息している。そこでジープサファリツアーに参加することが一般的な手段である。

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今回訪れたのはスリランカ中央部のHurulu Eco Park。
広さは約25平方kmもあるが、数百頭ものゾウがいるらしいので、簡単に見られるだろうと思っていたのだが...。

ちなみに料金は時期や人数にもよるが、公園入場料、ツアー料、ドライバーへのチップ含めて一人5,000〜7,000円。あまり安くはない。


では出発。
公園内にはこのような道が張り巡らされている。
ゾウはどこにいるか分からない。どの道を通ってゾウを探すかはドライバー次第である。(ただしドライバー同士無線で情報を共有している)

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走り出して5分。ドライバーが「ゾウがいる!」と教えてくれた。
え? どこ?

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「あの草むらの奥に見えているよ」

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……。
まあ確かに背中らしきものが見えるが、正直に言えばガッカリである。
しかしツアーはまだ始まったばかり。気を取り直そう!

この後、ジープは30分程サファリの中を走り回るが、

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いない...。

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いない...。

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ゾウはチラリとも見つからない。

「景色は美しいよ。でもね、私ゃゾウが見たいんです。ゾウを見るために高い金払ってるんです!」とは流石に口にはしなかったが、心の中で絶望感が広がりかけたその時、無線に「近くにゾウの群れがいる」との情報が入った!

ドライバーが車を走らせると、

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いたー!
結構感激である。ゾウを見て感激するなんて幼稚園児か!と我ながら思うが、事実だから仕方ない。写真も撮りまくってしまった。

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飽きもせず20分近くもただゾウを眺めたいた。
しかもあんなに見つからなかったのに、帰り道は簡単に何頭かのゾウに遭遇した。
間近で親子も見かけた。

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孔雀の姿もあった。

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途中、公園を見渡せる小さな岩山があるので登ってみた。
夕暮れの中、美しい草原や森が広がっていた。数百頭が生息していると言え、こんな広い中から探すのは確かに簡単ではないよね。しかもゾウの群れは公園内、時には隣の別の国立公園まで何十kmも移動するらしい。

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このHurulu Eco Parkにはスリランカヒョウも生息しているらしいが、こちらは絶滅危惧種で頭数も少なく、滅多に見かけることはないとのことである。残念!
とは言え、結果的には大満足のツアーであった。



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