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タスマニア、ヒッチハイクの旅

ミラと別れて、何人か旅の人に会った。
もう僕はタスマニアにいた。

この旅は「ヒッチハイク」の旅だから、早速車が通る道まで行き、親指をがっつり挙げてドライバーに合図をする。
タスマニアの人達は優しいから、みんな停まってくれるよ。

その人はちょうど、街の中心まで行くオージーのおばさんだった。

ありがたかったなぁ。
こんな出会いがたくさんあるぜタスマニア!
デボンポートのインフォメンションセンターの前から、俺が乗ってきた船が見える。

河口に面した公園を風に吹かれながら歩く。

インフォメンションセンターで次の目的の街の名前を書き、働いているお爺さんと一緒に写真を撮って、「俺はタスマニアをヒッチハイクで回るんだ」って言ったら、「おぉそれはいいアイデアだな。タスマニアの人達は親切だから、きっと乗っけてくれるぞ」って言ってもらえて、俄然テンションが上がったぜ。
ありがとう。
お爺さん。
若い時にしか出来ないことがある。
俺は次の街へと続く道路の脇に立ち、車が停まりやすい所で構える。
ヒッチハイク、目指すは数十キロ離れたタスマニア第二の大きな街ローンセストン。
いけるかな、いくんだよ。

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