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旧共産圏の旧市街で音楽を

ずっと履いていたジーパンからはくさいにおいしてただろうな。

つけたかった髭は日本を旅した時に概ねつけてて、なんならいらないほつれまで出てきてた。

いい人達で世界は溢れていると、信じていたい。
大きな意味での実験をしてる。

笑顔で挨拶してればたいてい大丈夫だから若者にはまず、難しい辞書より、とびきりのスマイルをあげてくれ。

オアナにルーマニアの首都ブカレストの楽しみ方を聞いたから、おすすめの場所にそのまま遊びに行ってみることにした。
空は小雨が降り出しそうなくらい曇って来てた。
まずは街はずれのどでかい国民の館へ。

少し雨宿りしてコーヒーを飲みながらとパンを齧っていると、だんだん晴れ間が出てきた。

おっきな革命広場にでっかい銅像がこれまた大きな建築物に囲まれて建ってた。

見たことない世界の方が多いんだし、自分の価値観変わっちゃうような国だってあるらしいよ。
多様性に充ちてるこの世界は。
どっかの国の壁に書かれた落書に感動出来ますように。

旧市街の街並み、それ自体を感じてた。
吸収できるものは全部吸収してく。

オアナとその友達とミュージックバーで合流した。
いろんなバンドが出てる。
金髪のお姉さんボーカルで、金髪のお姉さんドラムだ。
いかしてるキーボードのロン毛とはなんか後で仲良くなった。

ドラム叩いたのは、ブラックプール以来かな。
腕はもう鈍ってるけど。
ハードなロックって感じだったなこのバンドの演奏。

帰りはオアナの友達が送ってくれた。

オアナと一緒に公園に散歩に出た、午前中は洗濯させてもらったんだ。

それから小さなマーケットに行って、ご飯食べたね。
ルーマニアの簡単なストリートフード。

教えてもらった通りにバスに乗って今度はまたブルガリアのヴェリコ・タルノヴォまで行く電車に乗った。
時間だけはあったからのんびり鈍行で向かっていた。

ブカレスト鉄道駅の中は賑やかで、物売りのお姉さんがいた。

ヴェリコ・タルノヴォまで行く人はあまりいないようで、列車の中はがらがらだった。
列車の中で途中から乗ってきた男に話しかけられた。
そいつは日本の六本木で踊り子の仕事をしていたらしい。

家族の為に働きにブルガリアに向かうみたいだ。
列車の中で暇だったからちょうどいい話し相手が見つかってよかった。
遠かったから、ゆっくり、ゆっくり橋を渡って国境を越えた。

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