見出し画像

2023年の振り返り

毎年年末年始に一年の振り返りをします。例年は年末年始より少し早めに京都や金沢で遊んで地元の福井に帰省したりするんですが今年は福岡で過ごしています。なんだかんだ色々なことがあった2023年でしたがその中でも3つのトピックで振り返りをしたいと思います。



・展示の反省


福岡に来て3年、毎年ステレオコーヒーで妻の絵の展示をさせてもらっています。2023年は9月に行いましたが3回目ともなるとやっぱりちょっと慣れと言うか惰性というか、1回目の熱量には及ばない状態で展示に臨みました。ありがたいことに売り上げは立ち、今までのお客さんや2023年に知り合った方々などにたくさん来ていただきました。それはそれは本当にやって良かったなって思うんですが、やっぱり100%の力と気持ちで展示を行わなかった自分を恥ずかしく思います。「次がある」って思ってたんですよね。あかんかったら次がんばればいいやとか、次はもっと気持ちを込めて100%で挑めばいいとか、天気悪かったからとかなんか他に責任を押し付けようとしてました。

次なんて無いですよ。
なんで次があるって前提なのか、なんで来年も展示をさせてもらえる前提なのか、なんで来年も生きている前提なのか。そんなことを思います。もう他に責任を求めるのも終わりにします。

もうこんな想いはもうしたくない、展示に来てくれる人に対してもう後ろめたさを感じたく無い、責任は自分がとる、そう反省をして僕自身もコラージュの製作に取り掛かりました。僕がインスタで最近よくアップしている縦に切って再配置するやつです。「反省しています」なんて誰でも口では言えますよね。反省していることを何かしらの行動で示すべきだと考えているので僕はコラージュの製作と発表をもってして反省に代えせていただきます。(当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。のやつみたいになった。)

コラージュ作品の発表は2024年の3月に天神のギャラリーカフェで予定しています。のりこさんの新作も展示します。2人展的な感じです。展示初日の夜にはレセプション(とは言っても大袈裟なやつじゃなくて私たちがいるんで会いに来てください、見に来てください、お酒以外のドリンクもあるので、みたいなやつです。)も行います。ぜひ会いに来ていただけると嬉しいです。


・LEXUSに乗り始めました


なんと言っても今年の1番の変化といえばLEXUSのUXに乗り始めたことです。2023年の12月1日が納車日だったんですが、納車して感じたことは「役に立つ」と「意味がある」のnoteにまとめています。↓

UXに乗り始めたことをこうやってまとめる事に関しては「自分たちは何にお金を使っているか」をちゃんと見せるのが大事だと思っています。僕ものりおもお酒は飲みません、タバコ吸いません、浪費らしい浪費はしません。僕に関しては風俗や合コンには行きません。ゴルフ、ギャンブルしません。ブランド品を身に付けることもしません。時間とお金を消費することはこれからの人生でもう無いと蓋し言い切れます。でも自分たちの資産になる物や経験には出費を惜しみません。自分たちの資産になるとは「もっと良い商品を作るためのきっかけ」です。参考になる服やアートを買ったり、美術館に行ったり、取引先やお客さんと良い時間が過ごせる様に自分の精神状態を常にマネジメントしたり、服を買う時は取引先を贔屓にしたり、健康で過ごせる様に3ヶ月に一回のペースで身体を検査して数値を確認したり、そんな「良い仕事」をする為には惜しみなくお金を使います。

だって自分たちがこうやってお金を使えるのは私たちの商品を買ってくれる人がいるからです。しょうもないお金の使い方をしていてはその人たちに申し訳ない気持ちがあります。

大前提として稼いだお金をどう使おうが稼いだ人の自由です。これはもちろん大前提ですが、でもやっぱり自分が支払ったお金がどこでどの様に、誰がどんな風に使っているかはやっぱり気になります。その気になる気持ちに応える意味で自分たちが何にお金と時間を使っているか示しています。

そんな経緯があり、LEXUSのUXに乗っている意味や理由の1番大きなものは「アートとファッションを生業にしている私たちポンコツ個人事業主でも少しの工夫とハックをすればLEXUSに乗れまっせ」って証明をしたいからです。やっぱり個人事業主としてアートとファッションを仕事にして豊かな生活をおくれないってなると誰もアートとファッションを個人事業主として生業にしようって思わないですよね。僕には個人事業主としてアートとファッションを生業にする責任がありますのでボロボロの軽自動車や置きに行ってるコンパクトカーに乗ってたら格好が付きません。ボロボロの楽天カードを使っていては人間性まで疑われます。服装もある程度気を遣ってかっちょいい感じにしておかないと説得力がありませ。それは私たちにとってもこれから個人事業主としてアートやファッションを仕事にしていこうと考えている方々にとっても大きな損失です。だから僕はAMEXのビジネスゴールドカードを使っていますし、服装や髪型もそれなりにええ感じに整えて福岡の街にいつも繰り出します。

LEXUSのUXに乗るのも、AMEXのビジネスゴールドを使うのも、言ってしまえば「身だしなみ」なんです。自分たちの為というより他者のためです。身だしなみなので成金みたいなイヤらしくなってはダメだし、でもつまらないのは1番ダメ、その絶妙なラインを行ってくれるのがUXでありAMEXビジネスゴールドカードです。



・これからの豊かさ


LEXUSのUXのコンセプトは

「これからの豊かさを求める人々に、新たなライフスタイルを探求するキッカケを提供するCreative Urban Explorerとして誕生したUX」

です。やっぱりUXに乗っている以上、UXのコンセプトを守る責任があります。「コンセプト」ってよく聞く言葉ですがあなたが思う「コンセプト」ってどんな意味合いですか?色々な意味合いがあると思いますが僕にとってのコンセプトとは「お客さんとの約束」です。約束なのでメーカーや企業が一方的にわーってコンセプトやーコンセプトやー言っていてもダメなんですよね。約束なのでそのメーカーや企業の商品やサービスを使う以上客も約束は守らないといけません。なのでUXに乗る以上は

・これからの豊かさを求め続ける
・自分のライフスタイルを新しくしていく
・UXに乗ることでそれらのきっかけにアンテナを張っておく

が求めらると思っているので常にこの3つを意識しています。そんなことがあり「これからの豊かさとは?」にここ1ヶ月は今まで以上にしっかり向き合っています。向き合った結果

①消費者ではなく生産者になる
②労働を終わらせて仕事を始める
③ドーパミン中毒からの脱却

この3つに絞りました。①と②はいつも僕が言っていることですね。いつも言っているんですが本当に大事だと思っているのでこれからもしつこく言っていこうと思っています。基本的に今の日本社会を生きていて不幸になる原因って結論「消費者」「労働者」だからだと思っています。また「今までの豊かさ」って意味でも労働者の消費を基準に考えられていた様な気がします。要は金を持っている奴が偉い、例えば1億円の時計や車を買える奴が幸福だみたいなあれです。しかし僕が思うこれからの豊かさの基準では1億円の物を買えるより、1億円の物を売れる方が幸福である。と考えます。自分が心から精進できる仕事を作ったり見つけたりして、丹精込めて作った商品やサービスが1億円で売れたらめっちゃ嬉しくないですか?僕は労働をやめて仕事を始めた際に作った最初の商品は2500円のTシャツです。この2500円のTシャツでも最初に売れた時はこの世のものとは思えないほどの幸福に包まれました。最初に買ってくれたお客さんのことは今でもハッキリと覚えています。それくらい忘れられない出来事でした。この時に僕は学びました。2500円のTシャツを買うより、売る方が幸せなんだと。しかもこれが労働によっての実績だと意味がないです。洋服屋さんで働いている人なら分かると思いますが、店の営業中に2500円のTシャツが売れても幸福で包まれることはそうそう無いと思いますが、自分が作った2500円のTシャツだと思うと全然意味合いが違うと思います。どんな労働の現場でも一緒だと思います。同じ2500円のTシャツでもサービスでもいいんですが、どうせ売ってしかも幸福感に包まれるなら自分が仕事で作った2500円を売りたいですよね。

消費者ではなく生産者になる。
労働を終わらせて仕事をはじめる。
この二つはどんな社会になろうとも普遍性があると確信しています。

③のドーパミン中毒からの脱却に関してですが、基本的にドーパミン以外のなんでもに言えますが中毒になったらその先は破滅しかありません。それは目に見えて社会と関われなくなる状態の人もいれば、自分では中毒になっている意識は無いけど気がついたらそれに手を伸ばしている、みたいなことにも言えると思います。依存症と言ってもいいかもしれません。で、今1番手軽にいつでもドーパミン中毒になれるものがあります。それがSNSです。ドーパミン中毒とSNSと消費はとても相性がいいのでSNSでドーパミンを煽られて商品を買ってしまうみたいな動線が確立されています。なので①と②の話にも通じますがSNSも(消費者として)見たら基本的に負け、(情報の生産者として)見せたら基本的に勝ちです。この構図はSNS以外のメディアにも言えるでしょう。テレビも新聞も雑誌もラジオも、出演したら勝ち。見たら負けです。


そんなこんなでドーパミン中毒からの脱却ですが、人が幸せを感じるホルモンは「ドーパミン」「セロトニン」「オキシトシン」の3種類です。ドーパミンは別名「報酬の化学物質」と言われ、タスクを完了する、食べ物を食べる、小さな勝利を祝う、お酒を飲む、などの際に生じます。お酒を飲んでドーパミンが分泌されて楽しくなった帰り道にふと寂しさや心細さに襲われる経験があるかと思いますが、日常的なドーパミン依存が解決するべき自分の心の問題を見えなくしている典型かなと思います。問題解決の先延ばしですね。

一方、同じ幸せを感じる神経伝達物質であるオキシトシンは、「愛情ホルモン」と呼ばれており、犬と遊ぶ、赤ちゃんと遊ぶ、手をつなぐ、家族と抱き合う、褒める、などで分泌され、同じく「気分を安定させる」セロトニンは、瞑想する、ランニング、日光浴、自然の中を歩く、水泳、サイクリング、などの行為により分泌されます。こうして見てみるとオキシトシンとセロトニンの分泌は全くと言っていいほどお金がかかりませんね。ここに僕が思うこれからの豊かさのヒントがあるような気がしています。これからの豊かさとは日常的なドーパミン依存体質をやめ、徹底した神経伝達物質のマネージメントにあるのではないか?という仮説のもとに生活を整えています。


・何を始めるかではなく、何をやめるか。


年末年始とか、なんか節目っぽい時には「今年はこんなことをはじめてこんな年にしたいです」とか言っちゃうのがテンプレだと思いますが、僕的にはもう何かを「始める」のはもういいんじゃないかって思っています。これだけ生活の安全面や衛生面が整えられた文明的で成熟した国家である今の日本ではあらゆるモノやコトが氾濫し、休む間もないくらいにぎゅうぎゅうになっている感覚は誰しも少しは感じていると思います。そんな社会では「何か新しいことを始める」ってのがスジが悪い行為だと思っています。何かを始めるってモノやコトが足りない時代の発想だと僕は感じていて、これまでの豊かさの象徴だと思います。これからの豊かさは「何をやめるか?」だなと思っていて、「今年はこれをやめる」みたいな「やめるリスト」を作ってやめる努力をするのがスジが良い努力だと感じます。

僕は3.11をきっかけにあらゆるものをやめにやめてきて今の生活があります。東京をやめた、電車に乗る生活をやめた、コンビニで食べ物をかうのをやめた、労働をやめた、仕事で薄利多売をやめた、付き合いたくない人と付き合わないといけない生活をやめた、不機嫌な顔をするのをやめた、テレビを見るのをやめた、お酒をやめた、友達100人出来るかなをやめた、多く沢山を求めることをやめた、消費をやめた、などなど。


でもこんなことをnoteで書いておいて自分が2024年にやめるものが見当たらない的な状況に陥っています。あと何をやめればいいんだ。。(誰か教えて)


これから会ってお話をする人には「今年は何をやめますか?」みたいなお話ができれば嬉しいなーと思っています。

今年、やめたいことは何ですか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?