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選ばれる努力

先日、4/16と4/17にJR長崎駅に直結する商業施設アミュプラザでイベントを行いました。のりおさんのイラストグッズと僕がセレクトしたNikeのスニーカー、諫早にあるnaiのあきらさんにコーヒーも提供していただき、予算も達成しとても楽しく、充実した二日間でした。アミュプラザ的にも事前予算を超える売上がたちとても良かったそうです。(良かったよかった何より何より)

イベントを行いながらなんとなく考えていたことをここにまとめようと思います。内容は「選ばれるために必要なこと」です。

結論を先に言うと、もう長崎のアミュプラザでイベントは行わないと思います。僕が何かイベントをやろうと考えた時に、使用する会場でアミュプラザは選ばれません。その理由と改善点と自分の仕事に置き換えた視点で書きます。


・契約までの書類がしんどい

まずこれは、しょうがないですよ。社会の通例として。仕事をする時には契約や契約の書類は必要不可欠です。ですが僕たちはこういった書類習慣となるべく関わりたく無いが為に自分達で事業をしています。私たちは書類に関する免疫がなさすぎるのです。そんな私たちにとってイベント契約までの書類が本当にしんどかったです。この書類儀式が無くなれば、せめて簡略化されれば私たちのような書類儀式に免疫がない人でもアミュでイベントをやってもいいかなって考えると思います。


・レジがしんどい

今回のイベントではアミュプラザのレジを使用しました。レジを持っている人は持ち込みOKでしたが私たちは普段イベントのときは現金はレジを使用しない手渡し、クレジットなどはスクエアです。レシートはメールで送る方式でやっていました。ってことでアミュのレジを借りました。レジをしたことがない方はわからないかもですが、レジって本当にややこしんです。レジ開け、決済の際の現金、クレジット、商品券、コード決済、電子マネー、駐車券、レジ締め、入金などなど。。もうやること地獄で何か間違えようもんならパニックになります。
これがアミュのレジを使用せず、自分たちのやり方で進めていいとかなり楽になります。私たちは現金以外の決済はスクエアを使っていて慣れているのでスクエアを使いたかったです。(正確にはスクエアを使えたんですがレシートを出して売上管理しなければならず、レシートを出す端末とロールが必要で、それらを買うのもしんどくて。。)

アミュ的には売上を管理するためにアミュのレジを使わせたいのは十分に理解できます。僕がアミュでもたぶんそうします。しかしある種の中央集権的なシステムにコストを払わなければいけない出店者さんは結構しんどいと思います。この点からも「レジがめんどくさい」の理由でアミュが選ばれなくなるポイントが増えてしまいます。


・自分で営業時間を選べない

アミュの物販フロアの営業時間は10時から20時です。この営業時間に従わなくてはいけないので、結構しんどいんですよね。。例えば六本松蔦屋書店は出店者さんが自分達の出店時間を決めていいんです。これは結構出店者さんにとってありがたい仕組みです。この点からも何かイベントを考える際にアミュプラザではなく六本松蔦屋書店でイベントをしようと考えるポイントになります。これはアミュプラザ的には損失ですよね。


・選ばれるためには?

以上のようなことがあり、今後よっぽどのことがない限り長崎のアミュプラザでイベントはやらないと思います。
ただ、アミュプラザでイベントをやったことは本当に良かったんです。
皆さん来てくれたし、新規のファンやお客さんも増えたし、何より予算を達成しているし、声を大にして言いたのは今回のイベントのアミュプラザの担当の方は最高のパフォーマンスをしてくれました。館の割には売上の掛け率もすごく良心的です。(館って掛け率が高いイメージ。)
色々メリットは大いにありましたが、イベントを行うまでとイベント当日の「システム」に対応するコストがかかりすぎると僕は感じました。

アミュプラザが僕に選ばれなくなったように、私たちもお客さんから選ばれなくなることも普通にあると改めて痛感し自分に言い聞かせました。

これだけ素敵なアートとイラストと服とスニーカーショップがありふれている世の中で、基本的に自分たちは「選ばれない」ことを前提に、それでも「選ばれるためには?」と常に考え実行してます。


選ばれるためにはまず「システム」を極限までわかりやすくしておくこと。

お客さんに可能な限りコストがかからないようにすること。

自分たちのコストも極限まで減らし、良い仕事をするために時間を費やすこと。

そんなことを再確認した二日間でした。
本当に、アミュでやってよかった。

「組織に選ばれる個人。」が重要だった今まで、これからは
「個人に選ばれる組織。」が生き残るのかなーとなんとなく思っています。

いつも私たちを選んでくれる方々に感謝しつつ、これからも私たちを選びたくなるような事を行っていきます。

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