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政治に期待できないときの考え方
今の若い世代で、政治に期待できないと感じる人は多い。
いや、他の世代でも政治に失望している人は多いだろう。
裏金問題、マイナ保険証、インボイス制度などをめぐり、現政権の態度・対応はお世辞にも誠実とは言えず、期待できなくなった人も多いはずだ。
(インボイス制度は賛否両論が強いが)
一方、他の野党に期待できないという見方も依然として強い。
どの政党にも期待できず、選挙にも行かない、そんな人も増えている。
しかし国民である以上、最終的にどこかの政党を選び、ある程度の運命を託すしかないのだ。
政治に期待できないから選挙に行かないというのは由々しき事態である。
それでは世間は大して変わらない。
そんな「政治に期待できない」ときの考え方や私見を述べる。
投票率の異常な低さ
昨日(4月28日)投開票の衆議院補欠選挙の投票率は、東京15区も島根1区も長崎3区も全て過去最低となった。
投票率はそれぞれ40.7%、54.62%、35.45%。
はっきり言うが低すぎである。
与党にも野党にも期待できない、
政治そのものに期待できない、
そもそも興味がない、
理由はいろいろだろう。
しかしあまりにも投票率が低い。
低すぎである。
正直、この投票率の低さは国民も反省すべきだろう。
一方、ここまで政治的無関心を引き起こした政治家の態度にも大きな問題がある。
態度の悪い政治家に期待はできない
やはり人間、「態度」は大事なのだ。
今回の衆議院補欠選挙で自民党が大敗したのは、彼らの不誠実な態度も無関係ではないだろう。
また、野党も含めて政治家に期待できない、だから選挙にも行かない、そんな見方が増えたのも、政治家全体の態度に原因があるように思う。
まず自民党。
裏金問題であれマイナ保険証であれ他の諸問題であれ、とにかくぶっきらぼうな対応、圧倒的な説明不足、空気の読めない発言、SNSにおける失言やブロック多用など、問題のある態度が非常に多い。
そんな「態度」を見て、自民党に嫌気が差した人は多いだろう。
発言や主張の内容だけではなく、「態度」は重要な要素なのだ。
しかし自民党の対応を見るに、自らの態度が悪いことに気づいていない可能性が高い。
異様に自己評価が高いタイプに通じるものさえある。
一方、立憲民主党をはじめとする野党はどうか?
こちらも一部態度に問題のある政治家はいる。
他党との煽り合い罵り合い、言論封殺とも捉えられかねない反対意見のブロック、ポジショントークなど、与党も野党も政治家が当たり前のように行っている時代だ。
議論とは程遠い、幼稚で軽率な発言を繰り返す政治家は、あらゆる党に存在するのだろう。
そんな有様を見て、「野党にも期待できない」と考える人は多いはずだ。
繰り返すが、発言や主張の内容だけでその人を支持はできないのだ。
別に国民に媚を売るような態度である必要はないが、政治家は主張の内容以前に少し態度を改めたらどうか?
このままでは政治への無関心はさらに高まるように思える。
期待できないなら「一番マシな」政党・政治家を選ぶ
しかし、こんな状況でも選挙には行くべきだ。
何度も言うが、今回の衆院補選の投票率は低すぎだ。
確かに、政治家に期待できない気持ちはわかる。
無力感を抱く気持ちもわかる。
しかし投票に行かない限り事態が好転することはなく、今回の投票率の低さは特に大問題だと感じる。
政治に期待できないなら、「一番マシな」政党・政治家を選ぶべきだ。
あらゆる政党・政治家の主張、発言、態度などを、その時々の世間情勢・国際情勢と照らし合わせ、「一番マシだと思う」ところを選ぼう。
至極当たり前のことだが、この「当たり前のこと」をやらない人が多いのが、今回の投票率の低さで証明されている。
これでは世間は大して変わらない。
政治に期待できないときこそ、とにかくどこかの政党に賭けるしかない。
そのためにも、「自分が一番マシだと思う」政党・政治家を選ぶ習慣は日頃からつけておくべきだ。
「当たり前のこと」が減っている世間
この記事で、私は何も目新しいことは書いていない。
普通に選挙に行く人にとっては、この記事は何の変哲もなく長々としてつまらない内容かと思う。
しかし、選挙に行くという「当たり前のこと」をやらない人が一定数いるのだ。
政治に期待できないのは悪いことではない。
無関心なのも悪いこととは言えない。
しかし期待できないなら尚更、無関心なら尚更、どこかマシだと思う政党・政治家を選ぶべきなのだ。
そのくらいしないと本当に何も変わらず、世間も良い方向に向かわない。
長々と感情のまま書いているが、とにかく今回の衆院補選の投票率の低さに私は愕然とした。
政治に期待できなくても無関心でも選挙には行こう。
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