『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』
「ブルシット・ジョブ」という言葉を聞いたことがありますか?
私はnoteや他のSNSで本の存在は知っていたのですが、そのときは読むつもりはありませんでした。
先日読んだ『ニュータイプの時代』の中で「ブルシット・ジョブ」の話が出ていたので読むことにしました。
4,000円くらいする少し高い本なので、実は借りた本なのですが、買わなくてよかったと思ってしまいました。それはなぜか?
一緒に学びましょう!💪
評価は高いのだけれども・・・
Amazonで392個の評価がありつつ★4.0なので、わりといい評価なのかなと思います。(もしかすると4.0って低いほう?)
翻訳本に多いかもしれませんが、とにかく読みづらいです。
要点だけをつまんで読もうかと思っていたのですが、要点がどこかわかりづらいので結局全部に目を通すことになります。421ページのぶ厚い本です💦
しかし、目を通してもどこが結論なのだかよくわからないのです。まぁここは私の読解力がないのとスピードを上げて読んだせいでもあります。
訳者あとがきが21ページもあるのにもびっくりしました(笑)
実は、
「ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)」ってのがあるよねと言いつつ、じゃあどうしたらいいの? に対する答えが本書にはありません。
「ベーシックインカム」には賛成かな、という話があるくらいです。
で、ブルシット・ジョブってなんなの?
タイトルにもあるように、一言で言ってしまえば「クソどうでもいい仕事」になるのですが、本書の中ではこのように定義されています。
この定義で大事なのは「主観的」だということなんです。なので、けっこうフワッとした定義なのですが、それでOKということになっています。
あと、著者の調査の結果として、ブルシット・ジョブは5種類に分類されています。
このnoteでは定義や分類の詳細を説明しませんが、「なんとなくのイメージ」はつかめるかなと思います。(③④はイメージしやすいかと)
以降では、2回の転職を経験してる私のブルシット・ジョブ体験談を語ります。
体験談1 誰でもできちゃうプログラマー
1社目ではプログラマーだったのですが、「簡単すぎる作業」でした。図にするとこんなイメージです。
④書類穴埋め人的なプログラマーですが、ブルシット・ジョブの定義にある「無意味・不必要・有害」とまでは言えません。
が、個人的な感覚としてはそのくらいの「成長性のなさ」がありました。
「簡単な作業でお金がもらえてラッキー」と言えなくもないですが、成長がないってのはツライものがあります。
いま考えても、「よく5年もいたな」と思います。
ちなみに、2社目ではブルシット・ジョブ的な経験はなかったですね。
体験談2 大伝言ゲーム
これはもう「大企業あるある」ではないでしょうか。私の立ち位置の一例を図にしました。
③尻ぬぐい、④書類穴埋め人、⑤タスクマスターの複合みたいな印象です。
例えば、この図の例だと、顧客の仕様書(インプット)を受けた人が直接図面(アウトプット)をつくれれば2人の人が不要になります。
私が図面のミスを指示すると、○○部担当者経由で作業者に伝わるので、何度も修正のやりとりが必要になります。
ちなみに、上司に「私って無駄ですよね?なんとかなりません?」と相談しましたが、「そういう体制だから」という答えでした(笑)
私は図面を書けるのですが、私が直接図面を書くのは基本的に禁止されていました。本当にどうしようもないときは書いてましたけどね(笑)
本書の中には「1日数時間程度が実務で、残りは何をやっていても怒られない」ようなブルシット・ジョブがありました。
現実には、そんな「当たり」の仕事はなかなかなさそうですね。
まとめ
久しぶりに「読みづら!」と思った本でした。
クソどうでもいい仕事に出会ったらどうしたらいいの? その答えは本書には書いてありません。その存在に気づくための本なのです。
この本から、自分のブルシット・ジョブな経験を振り返ってみました。自分の仕事を振り返るきっかけとしてはよい本だと思います。
私はもうブルシット・ジョブを経験したくないですし、常に成長できる場所に身をおけるように行動していこう! と改めて決心しました。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2023/11/07-2023/11/14
初版発行 2020/07/29
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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。