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『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』
名著として知られる本書ですが、てっきり30人のビジネスマンの父からの手紙集だと思っていました。実際の父は一人です。
二度にわたる心臓の大手術を受け、「生きているうちに、自分の経験から学んだ人生の知恵を息子に伝えておかねば」という気持ちで書かれています。
未来の息子を想像し、そのときそのときの場面に合わせて手紙を出しているのです。おもしろいですね。
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一緒に学びましょう!💪
自分は人生のどこに注目しているか
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本書は、息子の未来の人生に対して、時系列に手紙を出しています。
私は30通の手紙を読んでいて、注目する手紙(メモする)と、まったく注目しない手紙(メモしない)がはっきりわかれました。
私が注目した部分をふり返ってみると、
・学び、学びの姿勢
・読書
・行動
・起業
に偏っていることがよくわかります。もちろん、他の本でも似たようなことになるのですが、本書だと顕著にわかる気がしました。
その意味において、本書は「自分のふり返り」や「自分の価値観の確認」になるのかなぁと感じます。
本書を読む際は、ぜひ注目した部分に線を引いたりメモをするなりしながら読んでほしいです。
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本書のまねをして、未来の子どもに対して手紙を書くのもおもしろそうです。
実際、noteを子どもへの手紙代わりにつかっている人も何人か見たことがあります。ステキですね。
以降では、私が注目した部分(学び、行動、読書)を引用して紹介します。
学ぶこと
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たくさんの手紙に散りばめて、「学ぶことの大切さ」を伝えています。
学ぶことは教室を離れても終わらない
未来の巨人たちのなかには、実社会に出たからといって、しっかりした勉強を今日で終わりにする人はひとりもいない
経験は、自分で積むしかない。多少の経験を得ても、気をゆるめないで、断固として、学び続けるように。
学校を卒業したとたんに学ばなくなる人もいるが、何かをしたい人、この世で与えられた時間を有効に使いたいと思う人は、死ぬまで学び続ける。
生きているかぎり、毎日何かを学び続けなければならない。
私も、このnoteをつうじて「学ぶことの大切さ」を伝え続けていきます💪
行動すること
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「行動することの大切さ」も複数の手紙で伝えています。
君に言いたいのは、人生は一回限りだということだけである。
トーマス・ハックスレーは言った。「人生の偉大な目的は知識ではなく、行動である」。
昨日いくら頑張っても、常にこつこつと続けなければ、君は勢いを失う。
平均的な人は成功者ではない。それでも私たちは、自分の一生にかかわる問題を、大多数の考えにゆだねるべきだろうか。
ウェルギリウスは言った。「運命は勇者の味方をする」。
他人と異なることは、成功の必要条件のひとつだが、あえてそれを試みる人は非常に少ない。
努力した上で失敗するのは恥ではない。
試みなかったことが悲劇なのである。
岐路に立つたびに、進みたい方向を判断しなければならないだろう。しかし、そのまえに、歩く決意をしなけらばならない。
「学びと行動はセットがお得」です。私自身も学びっぱなしで終わらないように常に気をつけていたいです。
読書すること
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読書は学びの一環ですが、わけて紹介します。本書では、読書の価値について1通の手紙をまるまるつかって伝えています。
「他人の過ちから学べ。自分ですべての過ちを経験する時間はない」。
本についても同じことが言える。
もし君が時間と忍耐力を読書に注ぐならば、読書をしていない同輩たちに比べて、かなり有利な出発点に立てるだろう。
私たちの人生の旅はどこまで続こうと、まず一歩を踏み出すことから始まる。そして本を一冊読むたびに正しい方向に一歩前進するのである。
読書って時間をつかいますよね?
・・・ほんとうにそうですか?
本書自体も、著者の人生をまるっと学ぶことができます。これって、時間をつかっているようで、実は時間をゲットしているのではないでしょうか。
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まとめ
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本書は「泣ける」ということをちらっと聞いていたのですが、仕事の分野や息子との関係性などが自分とは違うので感情移入はできませんでした。
「う~ん、泣けるポイントないんだけどなぁ」と思いながら最後まで読んだのですが、最後の最後で「ああ、これか」というものがありました。
ちょっとズルい(笑)
本書は、「いまの自分が人生のどこに注目しているか」がよくわかる本です。自分のふり返りによいと感じます。
今回は、私が注目した学び、行動、読書について本書を引用して紹介しました。みなさんが本書を読んで注目するところはどこでしょうか?
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
読書期間 2024/06/28-2024/07/06
初版発行 1994/04/25
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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます! 楽しく、読みやすいnoteになるように今後もがんばっていきます。