見出し画像

Twitterが140文字の理由を考えてみた

こんにちは、yokoyamaです。

最近、Twitterやnoteを活用して自己発信を意識的に行なっています。

目的としては「ナレッジの蓄積」と「個人のスキルアップ」があります。
・ナレッジの蓄積:経験や知識、考え/本や記事などのインプット
・個人のスキルアップ:アウトプット力/発信内容に対しての反応やご意見

また+αとして、
自分のナレッジが少しでも誰かのお役に立てればなというのもあります。

なので発信する内容は、「正しい情報」「誤解の無いよう」に伝えることを強く意識しています。


そんな中で、Twitterを投稿する時に毎回思うのが「Twitter140文字以内に納めるの難しいな。」です。

noteはまだ読み物媒体なので、そこまで強く文字量は気にしてはない(それよりもきちんと内容が書かれていることを意識しています)のですが、

Twitterは140文字という制限があるので、
コンパクトにまとめた上で伝えたいことはきちんと、誤解無く伝えないといけない
というのですごく難しさを感じています。


そこで疑問に思ったのが、今回のお題、
そもそもTwitterってなんで140文字以内なんだろう。」です。

なので今回はTwitterの140文字という上限について、個人的な仮説も含めて考えてみました!
(もちろん、調べられた中での回答もまとめてますので、「回答だけ知りたいよ」という方は飛ばしていただいても結構です笑)

■仮説

①投稿を「すること」に対してのハードルを低くしている

Twitterは偽名や顔出ししないで活用しているのが多いなど、個人の意見を発信しやすい媒体です。

なので文字量をあえて制限することで「1つの投稿に対してのハードル」を下げているのかと思います。
またその分、「1日の投稿回数」や「投稿の頻度」は他の投稿型SNSと比較してもとても多いかと思います

②投稿を「見ること」に対してのハードルを低くしている

①が投稿する側のハードルに対して、見る側のハードルも低くしているのではと考えました。
理由は①同様、1つの投稿に対しての文字量が強制的に少ないことで読み込む必要がない(簡単に見ることができる)と思います。

③会話に参加することのハードルを低くしている

Twitterはリプライ(返信)が他の人にも見えるような仕様になっている為、同コミュニティ内でのコミュニケーションが複数人で行うことが出来ます。

またリツイート機能がある為、情報の拡散性も非常に高い媒体です。

それはやはり文字量の多い文章ではなく、LINEのような短文での会話を促進させることで「チャット感覚での活用による、コミュニティの活性化」に繋がっているのではと考えられます。


上記①②③を合わせて考えると、
「投稿すること」「見ること」「会話に参加すること」全てのハードルを下げることで、
Twitterの利用者数増加〜活性化によるファン化へと繋がっているのではと考えることが出来ました。

また全てのハードルが高いことで、情報のスピードや鮮度も非常に高い媒体に繋がっていると思います。
(その反面、誤情報の多さや誹謗中傷などの問題が同時に発生してしまっている媒体でもあります)


■Twitterが140文字の理由

それではなぜ、「140文字」だったのでしょうか?

映画の字幕のように「人が映像と同時に読める文字数=1秒4文字*」といった、人間の何かしらの限界を算出したものなのでしょうか?
*参照『リクルート セリフは「凝縮」して1秒4文字に。字幕翻訳家・菊地浩司に学ぶ、情報との向き合い方

調べてみると、IT mediaに2013年に開催された「Social Media Week」の記事のなかに回答が載ってました!以下、記事抜粋になります。

「実はTwitterの140文字は、SMSの文字数制限から来ている」と近藤氏。SMSの文字制限(半角英数字)は160文字だが、20文字分をユーザー名の表示にあて、残りの140文字で自由につぶやけるようにしたという。

 米Twitter創業者のジャック・ドーシー氏は大学時代、図書館で日本のわびさびについての本を読み、物事を純化し、シンプルにすると本質が見えるという美意識に共感。「Twitterも、機能を増やすのではなく純化することで、人類に共通のものにたどりつけるのではないか」という思想で開発されているという。

なんと、行動心理学などの学術的な部分では無く、「創業者の美的感覚」でした!笑

ここら辺はアメリカ(海外企業)っぽいなと感じました。
日本だと「それがビジネスとして上手くいく証拠はあるのか?」と、何かしら理由を求められてしまいますので。
(電柱が一向に地中化しない理由も、景観の美しさよりもコストなどのマネタイズを重視している結果らしいですし、、)


また、Apricoの2017年の記事にはTwitterが参考にしたSMSの文字数が160文字の背景がまとまってました!こちらも以下抜粋になります。

SMSの文字数制限が160文字であることには理由があります。

画像の人物、テキスト・メッセージの生みの親である「Friedhelm Hillebrand」が、文字数が160文字であればまとまった意味を伝えることが可能であることを発見し、SMS規格委員会が実際に調査した所、葉書などに使われる文字数は150文字以下のケースがほとんどであることが分かりました。

SMSは合理的な理由をもとに160文字の上限を設定していました!

なのでTwitterは、
合理性×美的センスを掛け合わせて「140文字」というのが設定していた
といっても良いのではないでしょうか?

※Twitterプチ情報
Twitterで投稿することを「つぶやく」と言うと思うのですが、これはTwitterの日本ローカライズをサポートした株式会社デジタルガレージの当時担当者が、半ば偶然的に発明した日本用ワードらしいです。
※参照:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-39058/


■まとめ

今回は調べられた中での情報をまとめてみたのですが、私が考えてみた「仮説」は未解決のままになってしまいました、、、

ただ、ここまで大きなプラットフォームを作っているので、一概に「美的センス」のみでは無く、緻密な計算があったのでは?と個人的には思っています。
※もし情報がありましたらご共有お願いします!

また、調べていく中で2017年には試験的に280文字に拡大している情報もありました。
これは「言語によって140文字に伝えたい情報を詰め込むのが難しい」という背景から行われたとのことで、日本は対象外でした。

ただ、フリート機能(無くなってしまいましたが)など、プラットフォームとしての新しい取り組みも多い媒体です。

私自身、約7年ぶりにTwitterを復活させたこともありますし、せっかくWebマーケティングに携わっているので、今後もTwitterの動向は追っていければと思います!

Twitterでも毎日情報発信を行っておりますので、ぜひフォローをお願いします☆
https://twitter.com/yokomarke

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?