🦷現役歯科医師が伝授する(絶対に)失敗しない歯医者の選び方🦷🪥

初めまして。歯科医師として10年以上地域の方々の診療に日々努めさせていただいております。いわゆる町の歯医者さんです。
そんな中日々思うことがあり…この記事を読んでくれている方々には是非歯医者さん選びで失敗をして欲しくない🔥という気持ちから良い歯医者さんを選ぶ基準(目)を養ってもらいたいと思い、歯科医師だからこそわかる3つのポイントをまとめさせていただきました。(後述)
もしあなたが今歯医者さんを探しているのであれば必ずお力添えできると思いますので是非最後までご覧ください🦷

歯科医師は治療技術の差が非常に激しい😞

まず大前提として歯科医師は技術、知識に非常に大きな偏りがあります。この差は非常に大きく何も考えずに歯医者を選ぶと、治療技術、知識、診療姿勢など全く足りていない歯科医師に当たってしまうという悲劇に見舞われることがあります。

一体どうしてなのでしょう?

歯科大学では6年間来る日も来る日も朝9時から夕方4時までひたすら授業と実習の日々を送ります。そして6年生で卒業試験に合格した者だけが、国家試験の受験資格を得ることができます。この国家試験で合格して初めて歯科医師免許証が与えられます。私の母校では一度も留年せずに国家試験までストレートで通過する人は全体の40%でした。つまり一年生の時に100人新入生がいたとしたら、60人は途中でさよならです😳

そして国家試験を無事通過できた新米歯科医師達はここから一斉に自分の知識と技術の研鑽のためのレースが始まります。大学病院に残る者、海外留学する者、歯科医院につとめる者など様々な進路に進みます。

そしてこの1件目に勤めた勤務先の医療の質がその後の"歯科医師人生の当たり前の基準"を作る大きな根源となります。つまり下手くそな歯科医院に勤め、それが当たり前になってしまった歯科医師はなかなかそのレベルから抜け出せなくなります。そしてここで一つ注意しなければならないのは腕の良さと口の旨さが比例しないということです。患者様は自分自身の口の中を細かくみることはできません。つまり自分が施された治療について正しく評価できないのです。一見上手くいっているように思われる治療も、細かくみていくと、段差があったり、歯周病が治療されずそのままだったり、虫歯の取り残しがあったりと目を覆いたくなるような現実があります。そしてそのような問題を残したまま治療を終わらしたとしても短期的には(2.3年)大きな問題が起きないことがほとんどです。そのため患者様は何も問題がないと思い込んでしまうのです。

🦷大切なのは長期予後(longevity)🦷


人は365日1日3回食事をします。咬合力(咬む力)は自分の体重と同じです。
また口腔内は常に湿潤していて、夥しい数の細菌が生息しています。
つまり環境としては劣悪です。この過酷な環境の中でお口の中に装着した被せ物が何十年と機能してくれて初めてその歯の治療は成功したと言えます。
もっと言うとお口の中を総合的に良い状態に持っていき、高齢者になった時にも自分の歯で美味しく食事ができるように環境を整え、またその環境を長く維持していくために衛生士と患者様本人の協力が得られて初めて長期的に治療が成功したと言えるのです。
緻密な治療により力のコントロール(咬む力や就寝時の歯ぎしりや食いしばりなど)と炎症のコントロール(虫歯と歯周病)を適切に行い、そのバランスを維持するために歯ブラシと定期的なメンテナンスが必須となります。



上記のように長期的な予後に留意し丁寧な治療を行う歯科医師をどのように見分けるのか? 事項ではそのポイントについてプロの目線で3つにまとめてみたいと思います。ぜひ歯医者選びの基準として採用してみて下さい。そして最後にちょっとした裏技も記述しましたのでぜひ参考にしてみて下さい。




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