Hiro Oaks / 日々の雑感

日々の雑感の記録。食と健康とお酒に関することが中心。

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最近の記事

気軽に菓子を買いたい

菓子を買うことに、どうにも抵抗がある。 和菓子しかり洋菓子しかり、駄菓子だってそう。 同じお金を払うなら食事に遣いたい。 間食は好みじゃない。 食事が正しくて、菓子は誤り。 あるいは、ポジティブとネガティブ。 理由を考えてみると、なんとなくそんなところ。 でもこれって、心が豊かでないことの現れなんだよな、と気づく。 饅頭や大福が、ケーキやクッキーが、自分にもたらしてくれるものは確かにあるはずで、それはどちらかというと心を満たすためのもので、それを受け入れられない、それ

    • [旅行記]津で「やじろ」を食べる

      津という町を、通りすぎずに立ち寄ってみたのは初めてだった。 津駅からは南に2kmほど、津新町駅からは東に1.5kmほど。なんともアクセスが微妙な一角は、昔は城下町だったらしい。建物はそれなりに新しいけれど、どこか端々に昔からの風格みたいなものが感じられる。侍屋敷とかあったんじゃないかな、という。 そんな一角のなかにあったのが、玉吉餅店。どうやらこちらで、昔からのものを取り扱っているというので、詳細はあまり確認しないながらもとりあえず訪れてみた。 商品紹介のポップでイチオ

      • [旅行記]信楽と伊賀、焼き物の産地を巡る

        滋賀と三重を小旅行してきた。 米原からスタートして、甲賀、信楽、伊賀で一泊。翌日は三重の津、四日市方面に抜けてゴールというルート。久しぶりに自転車で泊まりの輪行。電車があまり通っていない地域だと、やっぱり小回りがきく自転車が活躍。 主に見たかったのは信楽焼と伊賀焼。なんとなく焼き物の名地は訪れたい欲求があって、これまでにも益子や常滑、美濃、萩、唐津や伊万里などを目的地に旅行したことがあるくらいには焼き物好き。とはいえそこまで詳しいわけではなく、でもなんとなく昔からの陶磁器

        • 米と酒の合う合わない

          先日、Barでの会話で米と酒の話になった。 ごはん(というかお米・白米)に合う酒というのは一体なんだろう? そこに居た店主と数人で話してみると、米と酒というのは基本的に合わないもの、という認識で概ね一致していた。 これは昔からずっと疑問だったことなのだけど、改めてそういう話をしてみると、やっぱりほとんどの人が「合わない」と思っていることがわかって、やはり、と思うのと同時に本当に不思議でよくわからないというもやもやしたものがずっと残る。 晩酌で酒を飲むという行為を考える

        気軽に菓子を買いたい

          豆乳のヨーグルトをつくってみる

          以前に牛乳を発酵させてヨーグルト作りを試してみたことで心理的ハードルが下がった。 ので、今度は豆乳でヨーグルトの発酵を試してみたくなった。 方法を探してみたらこちらのサイトがヒット。見てみると案外簡単にできるようなので、これはちょっと試してみようと。 豆乳のヨーグルトって、もっと材料多かったり難しかったりのイメージがあったのだけど、豆乳と酒粕だけでできるとは意外だった。しかも必要な酒粕はたったの5gという。本当にこんなに少量でできるのかな? と不安になりながらもチャレン

          豆乳のヨーグルトをつくってみる

          ヒトのからだをつくるもの

          いくつか論文やサイエンス系の記事を読んでいて、ベジタリアンな食が健康面で良い影響を与えていることがどんどん浮き彫りになってきているのを感じた。 主に言われているのは、食物繊維が腸に多様性をもたらすこと。それが栄養の吸収だとか、血液や体組成への影響とか、食べたいものの傾向が変わるとか、多方面で良い方向に身体をシフトさせていくらしいこと。これまでもいろいろな情報があったけれど、研究結果としても増えてきているようなので確実性が増している。 でも一方で不思議というか疑問なこともあ

          ヒトのからだをつくるもの

          思いつきでファスティングを試す

          真夏の暑い季節は、日が昇るともう途端に日差しが厳しくて外に出ていたくないので、夜明け前~朝日を望む頃までの間にしか走りたくなくなってきている。 今日もそんな朝ライドを軽く流して、そのまま朝食を摂ろうかとも思ったのだけど、そんなにお腹は空いていないし、昨日の食事が少し重かった気もする。走りながら身体の中に意識を集中させて、今自分の身体がどんな状態なのか身体の声を聞いていく。あまり強すぎない運動強度だと、これをやるのにちょうどいい。 ふと、このまま朝食を抜いて昼までファスティ

          思いつきでファスティングを試す

          漁業の実態を調べてみて気づくこと

          先日観た Netflix の Seaspiracy を受けて、日本の漁業の実態がどういうものなのかを、改めて知ってみたくなった。魚をよく食べる日本人として、魚が好きな人間として、食べることが好きな人間として、知識は深めていきたいな、と思って。 漁獲できる魚の量 まずは、魚の数が減っているという事実に対して、ではどれだけ捕っていいのかということについて、から見ていくと。 魚はどれだけ捕っても良いのかというとそんなことはなくて、各国ごとに漁獲可能な量が決められている。これが

          漁業の実態を調べてみて気づくこと

          サステナブルな漁業は虚構なのか

          引き続き、Netflixでサステナビリティのことについて学んでいる。 Cowspiracyを観て畜産業界のあり方に疑問をもったとなれば、こっちも観ないといけないだろう、というのが「Seaspiracy 偽りのサステナブル漁業」。 海の資源が枯渇してきている原因を探っていくうちに見えてくるいろいろな問題を提起している。鯨を捕るなんて、という日本人としては割とセンシティブなところから始まるのだけれど、問題はそんなレベルではなくて、漁業全体に向かっての疑問と不審と欺瞞が明らかに

          サステナブルな漁業は虚構なのか

          Netflixで食生活とかサステナビリティとか

          お盆の間、特に遠出する気にもならなかったので、家で映画でもいろいろと見ようかと思って、何年かぶりにNetflixに契約をした。 ふだんならこういうときには本ばかり読んでいるのだけど、ちょうど読みたい本が思い浮かばなかったことと、せっかくなのでいつもと違うことでもしてみようかと思って、映画やドキュメンタリーをいろいろと見ようかと。いくつか、Netflixの映画で面白いらしいと聞いていたものもあったので。 気になっていたのは、「ヒトは食べ物でできている」とか、 「健康"超"

          Netflixで食生活とかサステナビリティとか

          体調:凪の時期

          体調の変化の記録として。 昨年から続く体重減少、からのいろいろな体調の不良などを経て、ここ最近は以前よりも体重も増えて割と安定した状態で過ごせている。改めて考えてみると、昨年「ちょっとおかしいな」となる前の状態に戻っている。およそ1年半ほどの不調というか変化の期間だったけれど、とりあえずその時期は過ぎ去って新しいフェーズに入ったらしい。 とにかく安定していて、あまり食べなくても体重が過度に減らないし、むしろ減りにくくなったように思える。多めに食べても過度に太らないのは相変

          改めて世界史を勉強する

          COTEN RADIOやたべものラジオを聞き始めてずいぶん経ったけれど、それぞれのストーリーはだいたい一部の分野にフォーカスしているので、なんとなく知識がまばらという感覚がずっとついてまわっていた。 ずっと高校生の頃の知識だけでぼんやりとしたイメージの上でエピソードを聞いていたりしているので、だいたいの流れは理解しつつも、やっぱりちょっとぼんやり感は拭えない。まあそれでも良いかな、と思いつつもどこか心の隅に引っかかっていた。 引っかかっていたので、世界史をもう一度勉強し直

          改めて世界史を勉強する

          食の安全を意識せざるをえない

          先日読んだ本の中で書かれていた、18世紀や19世紀あたりの「食の安全」についての内容が、なんとなく頭の中に残っていてあれこれと考えている。 その中でも紹介した、たべものラジオの1エピソードで、同じように約100年前ころにあった「食の安全」について語られていた。 あるいは、イナダシュンスケさんの相談箱に寄せられたこの話題。おそらく生レバーと思われるものが提供された経験と、そこから外食における「食の安全」についての話題。 自分の場合を見ても、生まれてこの方「食事において生命

          食の安全を意識せざるをえない

          『酒が薬で、薬が酒で/キャンパー・イングリッシュ』 読了

          めくるめく酒の薬効、そして毒の世界。 副題にあるように、酒の世界を医学を中心とした歴史的観点から俯瞰してみよう、という方向でまとめられた本。お酒が好きで、その歴史や背景などを知ることもまた好きなので、こういった本は大好物。 蒸留酒も醸造酒もどちらも満遍なく取り扱っていて、それぞれの酒について細かく突き詰めていくというよりは、いろいろな著作などを取りまとめながら全体をざっと見渡して紹介してくような内容になっている。なので、各種の酒について個別に専門的な本を読んできた人なら、

          『酒が薬で、薬が酒で/キャンパー・イングリッシュ』 読了

          JAXA相模原キャンパス見学

          相模原にある JAXA 宇宙航空研究開発機構 のキャンパスに行ってみた。 おそらくこの場所が有名になったのは、2010年の「はやぶさ」の帰還とその後なんじゃないかと思う。当時は自分もはやぶさ関連のニュースを追いかけていて、大気圏再突入のときはリアルタイムの動画(確かニコニコ動画だったと思った)を見ていた記憶がある。はやぶさ本体が最後に撮影した地球の画像は、しばらくのあいだスマートフォンの壁紙に使っていた。 相模原キャンパスが公開していたのは知ってはいたものの、「はやぶさ」

          JAXA相模原キャンパス見学

          治癒力からの理解

          先日の指のケガが、思ったよりも早い治りで自分でも驚いている。 まだまだ痛みと違和感があって生活するに不便、という点では変わらないのだけれど、触れたときの痛みとか、稼働できる範囲とか、これくらいなら力を入れられるという許容範囲とか、そういうものが日ごとに良くなっていくのを実感して、人間の自己修復力って凄いな、と改めて感じる。 ケガでも病気でもそうなのだけど、治癒力って寝ているときに集中している気がする。本当はそうではないと思うのだけど(たとえば出血は普通に止まるし)、なんと