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一日一言(1月3日)

1.安岡正篤(心を養い、生を養う)

『機前①』

渡会家行の「類聚神祗本源」に
「志す所は機前を以て法と為し、
 行ずる所は清浄を以て先と為す」
と言っておる。
機前とは、一日で言うなら、
日が出て鶏が鳴き出す、
人間世界のいろいろな営みが始まる、
こういう働きを機というから、
その前で、暁であり早朝である。

※渡会家行
伊勢神宮の外宮の神官で、伊勢神道の大成者

⇒境野先生の「日本のこころの教育」
 3つの感謝が必要
 太陽に感謝する
 大地に感謝する
 先祖に感謝する
 

2.森信三(修身教授録)

『いかに生きるか』

真に志を立てるということは、
この二度とない人生をいかに生きるかという、
生涯の根本方向を洞察する見識、
並びにそれを実現する上に
生ずる一切の困難に打ち克つ大決心を
打ち立てる覚悟がなくてはならぬのです。

⇒自身の天命・使命が何なのか
 世のため人のためにできること
 しっかり自身を探求していき
 決心する

3.松尾芭蕉
(今日一日を楽しく生きる知恵)

『安らかな心』

元旦や おもへばさびし 秋の暮
(真蹟短冊)

あなたも わたしも
みんなで 元旦は
たのしい一日であった
でも ふと ひとりになって
考えごとをしていると
秋の暮れと同じように
とても さびしかった。

さびしいときは、落ち着いている。
実は、さびしさから、
安らかな心が湧いていくる。

⇒自分にはない発想であった
 さびしいというのは悪い考え方で
 あったと思ったが
 過去に向き合っている証拠であり
 それこそが生きている証なのだと


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