Xデザイン第2回:チームビルディング


 第2回はオンライン講義。探り探りなところが、今のコロナ禍を物語っているなぁと感じながら受けていた。大学のゼミのような雰囲気で進んでいくのが少し懐かしい感じもした。どこかでも書いたが、学びは一方通行なのではなくて、講師と学生の双方だったなと。こういう時間って社会人になると意外と少ない気がしていて、とても大切な時間だと思っている。

今回のキーワード「”いい問い”を見つける」

 最近、自分の中も今年の課題だと感じていたキーワード。こんなに単純な言葉なのに、意外と難しい。「問い」は、良いアイデア・サービスにとってのスタート地点。

 メーカーに勤めているので、商品を企画したり開発していく過程で、普段から仮説と検証のサイクルを回すことが多い。でも、仕事をしていても、「問い」をきちんと意識的に実践できている人って少ないと思う。この「問い」が見つけられず(もしかしたら、見つけようとしていないが正しいかも)、またきちんと共有されていないと、議論があらぬ方向へ発散していき、気づいたら誰も望まない商品・サービスが生まれていたってこともありうる。「問い」を見つけることはとても大事なファーストステップであり、サービス全体を考える中でかなり重いウエイトを占めているのだと思う。

コロナ禍で起きたことを書き出すグループワーク

 緊急事態宣言前後の変化を付箋に書き出して、グルーピングしていくというワーク。

 メンバー1人ひとりの価値観や視点が違うので、あーなるほどと思うようなことがたくさん出てきて面白い。視点を変えることで、自分では気づけていなかった変化に気づくことができる。そして、出てきた付箋の背景を知り、共感して、自分事化していくことが大切なことなんだと前回のことを思い出しながらワークをしていた。

 ただ、面白いと思いながらその背景とかを話しているうちに、どんどん時間がなくなってしまった。いつもやりがちなのが、風呂敷を広げるのが楽しくてどんどん広がっていって時間が無くなってしまう。どこまで風呂敷を広げて、どのくらいでまとめるか。プロジェクトを動かしていく時に難しいと感じるのがこの辺り。

 その後、時間外で集まって、改めて出てきた付箋を見ながら、整理していた。その中でふと思ったのは、人はなんてめんどくさい生き物なのかということ。それと同時に、意外とめんどくさいことを楽しんでいる一面もあるなぁと。例えば、今までだったら早く家に帰りたいって思っていた。それが制限をかけられ、家から出れなくなると、外に出たい、会社に行きたいと逆のことを考え始めてしまう。でも、家で時間があるので、今までならやらないような手の込んだことをやってみたりする。ほんとに日常と非日常が逆転しまったという感じ。

 人のちょっとした"雑"な部分を知ることは、なんだかとても楽しくなってきた。そんなことを感じたのが、今回の素直な感想。新しいサービスを考えるなら、やっぱり楽しいことを膨らませるようなサービスにしていきたい。

それでは、Bチームの皆様、これからよろしくお願いします。

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