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混沌の世の中を生き抜くための助けになる本 | 自省録

数々の著名な欧米の政治家が座右の銘に上げるという「自省録」

ふと本屋さんで陳列されながら、ポップに書いている内容を見てこの本に興味を持った。ざっというと「この世の中をどう生きるか」が書かれた本です。

これは著者のマルクス・アウレリウスが毎晩瞑想の中で自省し、就寝前の日記として書き残したもので、英語圏では"Meditations"(瞑想)というタイトルになっています。
この超訳版は格言の小見出しからひと見開き程度で構成されていて180日分の日記がこの本の内容になるので、すらすら読めますし、どのページからでも読むことができる一冊です!

ここではフリーランスデザイナーとして働いて、自分が正しいのかとか、役に立っているのか悩んでいる中で僕が響いた内容を少し紹介します。

興味を持った方はぜひ購入をしてじっくりと読んでみてください!

起こることはすべて自然なことだ

この世に存在するあらゆるものにとって、当たり前のことしか起こらないのに、なぜ文句を言うのか?

自省録本文より引用

当たり前のことですが、改めてそれを気づかせてくれる文章でした。努力をしていないと結果は出ないし、行動しないと何も変わらない。

ふと友人の話を思い出した。車を運転している時にスピード違反で捕まったことに関して、『こんなにも車があって他にもスピードを出している車があるのになんで自分なんだ!』と言っていたけど、警察の前でスピードを出して運転したから捕まったという自然でシンプルな出来事だった。

この本を読んでシンプルに考えて行動をしていけるようになった気がします。当たり前のことですが、僕はしっかりと言語化されていることがすごいなと感じましたね。

評判など無意味だ

高所から眺めてみよ。
(中略)
いかに多くの人が、君の名前を知らないことか。

自省録本文より引用

僕は周りの人の評判や目線をすごく気にしていました。
気にしていないと思っていたという方が正しいでしょうか。実は気にしていたんだなと気づくことができたし、この言葉を思い出せばなんだかすごく気が楽になったような気がします。

さまざまなところで発信することができる世の中でいろんなことが目に留まって気になると思いますが、自由に発信して自分のやりたいことをやりたいようにやればいいなと思います。
まだ多くの人に届いてはいないし、思っているほど恐ることはないと思います。

熱中している内容で人間の価値は決まる

こころざしが高ければ、その人間の価値も高いが、つまらないものに熱中していれば、その人間の価値も低い、ということになる。

自省録本文より引用

自分がやっていることが正しいのかなど自分が信じれなくなる時がある。
その時に自分のやっていることを見直してみて、自分にはどのような価値があるのかを考えさせられる内容でした。

小さなことが悪いとかではなくやっている内容の濃度やどこまで考えてやっているかによって熱中する内容というのは変わってくると思います。

どのステージの人生の助けになってくれる本

この本を読んでみてすごく自分の助けになってくれたなと感じているのですが、この先もきっと役にたってくれるだろうと確信しています。

人によって、読むタイミングによって響く言葉は違ってくると思います。

ぜひみなさんも手にとって見てください!
きっと助けになってくれると思います。



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