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【まいぶっく22】もう1回読んで!~ふしぎなナイフ

購入したのは、たぶん1985年。(普及版こどものとも)

何度も手に取り、何度も読んで、もう ばらばら の ぼろぼろ。
でも、捨てることはできなかった。
10年以上たってから、ハードカバー版が出版されているのを知り、購入。


表紙には、精密に描かれた1本のナイフ。
「テーブルナイフ」という種類だと思う。
家に昔からあるナイフとよく似ている形状だ。


そのナイフが、ページをめくるたびに変化していく。

「まがる」「ねじれる」「おれる」・・

ナイフがまがっている・・・・
え!ねじれちゃった・・

次はどうなる?
次は? 次は?

そして 最後は・・・・

短い単語と 次々と形を変えていく ナイフ。
途中で 本をおくことはできない。

「おれる」
「ちぎれる」の違い。
「ほどける」「きれる」の違い。
うんうん、なるほど、そうなるよね。


以前、この本を 何度か 子どもたちの前で 読む機会があった。
読み終わったら 必ず
「もう1回 読んで!」と 声が上がった本でもあった。



ふしぎなナイフ(こどものとも傑作集) 
 中村牧江/林 健造 さく
 福田隆義 え
 福音館書店 1997年




読んでいただき ありがとうございました。