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秘密結社「喫煙所」

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素直さと向き合おうとしているふたりが、答えのないことを問い続けていく文通マガジンです。息を深く吸えるような場所とは何か。心地よいペースとは何か。ふと思い付いた問いをお互いに投げか…
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#エッセイ

旅する感覚を知ってみたい - 秘密結社「喫煙所」(第34通目)

タオさんへ 旅をするっていう感覚に対して、実はあまり腑に落ちていないんだよね。 ここ数年…

ヒロ
8か月前
6

成熟して、もれだしていく - 秘密結社「喫煙所」(第33通目)

タオさんへ 久しぶりに風邪を引いてしまった。結構長引いてて、声が出なくなった日もあったり…

ヒロ
9か月前
4

弱さを抱えたままの強さとは - 秘密結社「喫煙所」(第30通目)

タオさんへ 以前、「弱さ」という言葉が腑に落ちないと言ったけど、この言葉に対して、今一度…

ヒロ
1年前
3

捉え直すこと - 秘密結社「喫煙所」(第29通目)

タオさんへ まさに「もうその言葉いいよ〜」って、感じだった笑 でも、確かに、なぜ自分はこ…

ヒロ
1年前
1

美しさってなんだろう? - 秘密結社「喫煙所」(第26通目)

タオさんへ 「美しいってなんだろう?」ってタイトルの本を、たまに書店で見かけるけど、毎回…

ヒロ
1年前
3

剥がれ落ちるように書きつける - 秘密結社「喫煙所」(第24通目)

タオさんへ 特定の誰かのことを書くとき、「顔の輪郭をなぞるように文章を紡いでいく」という…

ヒロ
1年前
1

対等を目指すのは"良いこと"なのだろうか? - 秘密結社「喫煙所」(第21通目)

タオさんへ 「対等」をどう捉えるか、最近は悩んでいる。 なるべく人とは対等に関わっていたいと思っていたし、それが関係性を築く上で、大切なことだと信じて疑わなかった。 だけど、あるとき、自分は「対等さ」に妙に固執しているんじゃないかと思ったんだよね。「肩書きや年齢、性別などのラベルに囚われず、とにかく対等である"べき"だ」と。目の前の相手よりも、対等さの実現ばかりに執着している自分に気付いた。 もちろん、お互いのラベルの違いで、どちらか一方が我慢を強いられるような関係性

語り得ぬものをなかったことにしたくない - 秘密結社「喫煙所」(第20通目)

タオさんへ 漫画の登場人物やスポーツ選手とかが言ったりする、「世界一になりたい」っていう…

ヒロ
1年前
2

変わることってなんだろう? - 秘密結社「喫煙所」(第17通目)

タオさんへ どんな人にも頑固なところがある。ここだけは譲れないといった領域であったり、諦…

ヒロ
1年前
1

開くってなんだろうね。 - 秘密結社「喫煙所」(第16通目)

タオさんへ 若松英輔さんの本、いいよね。内容もそうだけど、引用する詩のセンスがツボだなっ…

ヒロ
1年前
1

うねうねとふわふわ - 秘密結社「喫煙所」(第13通目)

タオさんへ 「選択」というと、映画「マトリックス」シリーズを思い出すなぁ。機械が人間を支…

ヒロ
1年前
2

記録することについて - 秘密結社「喫煙所」(10通目)

タオさんへ 「日記」っておもしろい。誰かの日記を読むことも、自分の日記をつけることも、最…

ヒロ
1年前
3

地に足をつけること - 秘密結社「喫煙所」(第9通目)

タオさんへ 友達と価値観を話し合うのって、意外とハードなことだよね。それぞれの価値観に触…

ヒロ
1年前
2

花が枯れるまでは - 秘密結社「喫煙所」(第7通目)

タオさんへ あけましておめでとう。今年もよろしく〜 お互いに今年はどんな年になるんだろうね。振り返ってみると、毎年のように、年始と年末では全く違う人間になっていて驚く。大変なことも多いけど、きっとまた変化していくと思っていると、わりと気楽な気持ちになれるなって思った。 新たな問いをありがとう笑 イレギュラーなパターンもいいね。今年は決めたことをときには手放すことを覚えようと思っていたから、ちょうど良かった。 最近、「生花」を部屋に飾るようになったんだよね。花って、一見何