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経営者目線というフレーズ

「経営者目線で考えなさい」という上司に辟易・・・という若手社員は多いのかなと思いますが、個人的にはそのスタンスは必要だと思っています。

若手教員だった頃は目の前にいる学生のことに集中することが多くありましたが、ある程度の年齢に達すると、営業要素を求められるようになりました(私学なので当然といえば当然ですかね)。

営業要素としてすぐに思いつくのは、学生獲得のために学外に出て・・・みたいなことだと思いますが、それだけではなく、アウトカムの向上策を考えたり、新たな教育手法の導入やカリキュラムの刷新なんかも営業要素として含まれます。

そして、学科(クラスとか部活という単位でもいいですが)として、あんなことやこんなことをやってみたい・・・となるわけですが、先立つものがなければ難しいことだってありますし、新たな取り組みが必要になれば抵抗勢力を含めて巻き込んでいくことも必要になってきます。

じゃあ、自分自身は何から始めて何をしていけばいいのか?となった時に、学科を1つの企業として捉え、自分がトップなら・・・という視点で考えるのが経営者目線だと私は思っています。

例えば、抵抗勢力に対して説得するのは無駄と考え、強硬策に出る・・・という教員って意外に多く、若かりし頃の私もそういったスタンスでした(笑)。しかし、それは学校という閉鎖的な空間だからこそ実現できる話で、いわゆる一般社会では通用しないケースが多いです。

どれだけ魅力的なアクションであっても、視野が狭くなっているだけでなく、視座の欠落があるが故に「説得するのは無駄だから強硬策」と短絡的になってしまうと、その魅力は失われてしまいます。

だからこそ、適切な視野・視座を持ち合わせる・・・ということは必要で、それがまさに経営者目線ではないかなと私は考えています。



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