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神宿る小さな芽(エッセイ)

最近、植物に凝っているんだけれど、
特に挿し木が好きで、
山ぶどうの枯れ枝を挿し木にした。

そしたら、枯え枝から、
小さな新芽が!!!



固くなった節々から
柔らかい新芽が出ている様子に
私は神の存在を感じた。

それは、いわゆる宗教ではなく、
自然の恵み、宇宙を織りなす神々の力。

生命の神秘は、人間でなくても
あるのだ。

先日、ある宗教家に
神を信じれば天国、信じなければ地獄、
でも、それはフリーチョイスを言われ
ムッとした。

そんな狭い心は、神の本当の姿では
ないと思う。
歴史が物語っているように、
過去の政治が宗教のカタチを変えてきた。

神が願っているのは
人々の幸せ。

自分だけを信じる人を天国に
それ以外の人は地獄の落とすなんて
ストーリーはちゃんちゃらおかしいし、
それはすでに神ではない、と
宗教家たちは気づかない。

こんな身近に神はいる。

ほら、ニャンコだって
飼い主を幸せにしてくれる
小さな神様。

お友達ニャン♪

私は死ぬまでに
自分の神について考えたいと思う。

既存の神だけが、神ではない。

植物が、動物が、毎日私にそれを
教えてくれる。

#創作大賞2023   #エッセイ部門

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