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また不思議な部屋の夢を見た(エッセイ)

また不思議な
部屋の夢を見た。

私は夢の中で、
どうも、もう一部屋
借りているらしい。

いつもそれが無駄だから、
解約しようという話になる。

夢占いとかでは
何かを象徴してるんだろうけど
そんな占いを頼る必要もなく、
私は自分の中にある矛盾
(家賃の二重払いみたいの)を
無駄だと思っているんだと思う。

しかしいつも思うのは、
夢の中の自分のほうが
現実の自分より輪郭が
はっきりしていて、
しっかり考えている感じ。

人生、いろいろだったけど、
家賃の二重払いの根本にある
精神病理はなんだろう。

いつも解約しようとしてるのは、
都会のど真ん中の同じ場所ある、
1DK、家賃8万円の部屋。

でも、今住んでいる部屋とは違う。
 
ベッドの横に冷蔵庫があり、
いつもその冷蔵庫の中身が
もう腐ってるんじゃないかと
心配してる。
(夢の中では10日とか1ケ月、
その部屋に行っていない設定)
 
玄関脇のトイレ。
不気味なエレベータ。
それらが必ずではなく
なんとなくゴテゴテに
他の設定と混ざって
出てくるものだから
よくわかんない。

って、人の夢の話なんて、
もっとわけわかめだ、と
うちの母がいつも言っていた。

そんなものですよね。


#創作大賞2023    #エッセイ部門

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