私とファルの眠り(エッセイ)
まだまだ寒い日が続く
今日この頃。
私とファルは一緒に寝ている。
ファルが、頭から私の布団に
潜り込み、
私は温かい猫の体を
やんわり抱きしめる。
トントン、とおなかやお尻を触ると、
尻尾の先がトントン、と
私の頬に触れる。
ファルが尻尾を
トントンとやると、
私がファルの体を
トントンと触る。
どちらかが眠ってしまうまで
続く、この繰り返し。
だいぶだってから
トントンしても、
トントンが返ってくる。
「ファルにゃん、起きてる?」
「ねーニャン、起きてる?」
そうしているうちに、
ファルの体勢が、
布団の中でくるっと変わり、
(猫ですからw)
横向きに寝ている
私のおなかを枕にして、
手足を、私の両腕に突っぱねる。
真夜中に、
自分がトイレしてきて
冷たくなった手足も、
私の両腕に、
ピトンとひっつけて暖を取る。
「ひゃー、冷いニャ、
ファルにゃん!」
なんて幸せな眠り。
猫と眠り幸せを
知らない人は人生の半分を
損しているなぁ。
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