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「十月のバラ」森瑤子さん(読書感想文)

「南イタリアのリゾート地、
カプリ。
映画のロケのためやってきた
女優、高樹夏子は、
台本の出来を理由に
降板したいと申し出た。
初秋のカプリは、
季節外れのバラが咲き、
それが、夏子自身のピークも
過ぎていることを実感させた。
往年の人気女優の孤独と愛」

みたいな、ふれこみ。

いやー、深かったし、
大人の女にしか
わからん色気や、悩みがいっぱい。

作曲家のレ二・ティヴァルディ、
その使用人の青年、ニノ。

レニの元妻に夏子が
そっくりで。

ニノとバイクで駆け巡った
一夜のカプリ。

その後のベッド。

で、レニのニノ殺しと、
レニ自身の自殺。
(レニの元妻もニノが
寝とっていた)

そして日本人の恋人、
甲也からの晩年の
プロポーズ。

そうそう、尼僧のエピソードが
よかった。
幸せそうな若い二人の尼僧。
何も持たず幸せ。

#創作大賞2023     #オールカテゴリ部門

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