なぜ、新規事業を創りたい人間が臨床開発職(CRA)を選んだのか?
みなさんこんにちは!
久しぶりの投稿になってしまいました笑
今回、かなーり個人的な経験になりますが、11/12(金)に開催したヒロシズRadio(治験キャリア会)で触れた内容を、文字でも紹介したいと思います!
今回の内容は、就活生の参考になれば…と思って書いているものが多いですが、新規事業企画へのキャリアに興味がある人の参考にもなれば良いなとも考えております!
なぜ、新規事業を創りたいのに、臨床開発職(CRA)に就いたのか?
治験をモニタリングする臨床開発職(CRA)と、新しい事業を作り上げる新規事業企画…皆さんがご想像の通り、普通は繋がらないキャリアかと思います笑
私は学生時代(M1くらい)に「医療業界において日本と海外を繋ぐ仕事がしたい!そのための事業を創る人間になりたい!」と考えるようになりました。
ただ、ここには大きな課題があって「そもそも日本の医療ってどんな感じに動いているのか?」の詳細を知りませんでした。
私は医療従事者関係の資格を持っていない普通の修士理系学生(専攻は生物学)でした。
そこで「サラリーマンであり、かつ医療現場を見れる仕事」を探すことにしました。
細かいプロセスは省きますが、探していく中で、希望職種を「製薬業界の研究・開発・営業」に絞り、そして「企業側と医療機関側にバランスよく接することができそうな開発職を目指すか!」と決めることができました。
また、私の本来の希望キャリアは新規事業企画の仕事をすることでしたので、製薬会社とCROのキャリアプランを比較して、ビジネスの幅が広そう(≒キャリア選択肢が広そう)なCROのCRA(開発職)になることを決めました。
なぜ、その決心がついた?
これはキャリア会でも私が熱を入れて話した(笑)の一つになりますが、自分が納得できる選択を決めるために最も役立ったのは、OB/OG訪問でした。
私は大学院時代、M1の夏頃からM2の冬前まで、研究の合間を縫って、合計で30名弱の社会人にお会いしました(就活後もOB/OG訪問してました)。
そして、30人弱のOB/OGに会うことで「社会人のキャリアの歩み方」だったり「OB/OG、その方の同僚の仕事内容」などが聞けて、「自分に照らし合わせた場合のキャリア」を学生ながらイメージすることができました。
そして、前段で書いたような、入る業界・職種を決めることができました。
なお、会いに行った30人は、製薬業界だけでなく、食品、化粧品、商社、IT企業、研究機関など、就活生の特権を活かして、会いに行けそうな人に話を聞きに行きました。
その30名のOB/OGを見つけるためには、大学の就職課にあるOB/OGリストと、大学院の研究課(学科みたいなもの)が主催する交流イベントをフル活用しました。
会社に入った後、何をした?
ここは簡単な紹介にしておきますが、私は入社した時から自分の中で勝手に「5年後には事業企画の部署に行く!」と目標を掲げてました。
(しかも、そんな部署あるかも知らずに、ですw)
ただ、これが良かったです。
5年後の自分をイメージしながらサラリーマン人生を始めたので、「CRAとして何を学ぶべき/経験すべきか」「5年を逆算するとプライベート含めてCRAに関係する仕事以外に何をすれば良さそうか」について、ある程度のやることと方向性を決め、あとはその中でひたすら頑張れば良いという、シンプルだが自分の行動力を推進できるようなマインドを作れました。
また、「人に会う」ということは、社会人になってからも続けました。
なんなら、学生時代以上に様々な人(本当に様々)に会いました。笑
そして、これも良かった。
しかし、自分の取り組みは全てが上手くいくわけではなく、空回りしたり、自分の力が及ばなかったり、ヒロシズは何考えているのかわからないと言われたり、地雷踏んだり、とんでもない人(社外)と知り合ってしまい苦労したり…
いま思い返すと「あの時ホントきつかったなー、もう二度と味わいたくない」みたいなことは沢山あります笑
ただ、最終的には予定としていた5年よりもだいぶ早い時期で希望してたキャリアチェンジを叶えられたので、結果オーライと思っています笑
いま、自分のキャリアを振り返ってどう感じている?
正直、今振り返ると「よく学生時代&新人時代に、あそこまで決め打ちしてキャリア進めようとしてたな」と、我ながら思います笑
新規事業の仕事をしたい人は、コンサルや商社など、幅広い事業を手掛けている業界を選ぶのが多いと思います。
そんな中、CROのCRAで新規事業って…イメージ沸かないですよね笑
ただ、自分の行動を通じて、ある種の自信が持てたからこそ、結果として迷いなく動けたのだと思います。
ジシン、ダイジ。
なぜ、院卒で研究職を目指さなかったのか?
ちょっと視点が変わりますが、院卒で研究職を目指すか否か…実はこれには結構悩みました。
なぜなら、大学と大学院での研究室生活がメッチャ楽しかったからです。
好奇心に全振りして、好きな研究したり(細胞や試薬と戯れたり)、論文読んだり(面白そうな論文見つけてフガフガしたり)、皆と議論を交わしたり(論破されたり)…研究室生活は、本当に幸せでした。
(よく、院生生活はしんどかったと言う人の話を聞きますが、その点に関しては、研究環境含め自分は恵まれていたんだと思います。)
ただ、それでも研究職を目指さなかったのは「学生生活を通じて見えたやりたいことが、研究職だと叶えられないかもと感じた」からでした。
これも、研究室生活に全力で取り組んだからこそ、見えた&切り替えられたのかもしれません。
さいごに
私のキャリアの経緯は、結構レアな方かと思いますw
だからこれを読む皆さん(特に就活生)は、「こんなキャリアの決め方もあるんだねー」くらいに留めておいてください笑
人間誰しも、自分がエネルギーを割けるポイントは異なると思います。
私は、上記に書いたようなこと(人と会いまくる、前のめりに仕事しまくる)にエネルギーを割ける性格だったから、この戦略が合ってただけです。
人には、人の、エネルギーを割けるポイントや生き方があると思います。
自分のエネルギー・使いどころは、大事にしてください。
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のりすさんのブログ「治験のチカラ」
依頼者視点から考えるSMOの将来性とは?
(11/22 追記)
ヒロシズRadioに登壇いただいた一人である、のりすさんが、同じくスペース中にお話されていた話を以下のブログで紹介してます!
のりすさんがファーストキャリアにCROを選んだ理由や、治験界隈でのプロであるのりすさんが考える妄想など、とても読み応えがある内容になってます。
ぜひ読んでみてください―!
では、また次回!