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#5 lesson3 ヒトとの向き合い方

整理収納アドバイザーの井上ヒロです。"毎日なにかひとつ片付けよう" というテーマで、誰でも無理なく続けられる片付けのヒントを日々配信しています。

ヒトとの向き合い方というタイトルですが人付き合いの話ではありません。お片付けの話です。

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■ 自分なりのゴールを見つけよう

生きてると、世の中本当に「色んな人がいるなぁ」と思います。

マメな人、ズボラな人、優しい人、ずるい人、片付けられない人、家事が得意な人、苦手な人…

暮らし方は千差万別ですが、全員に共通しているのは大量のモノに囲まれて暮らしているということ。そして「こんな部屋でこんな暮らしがしたい」というざっくりした理想があることです。

極端な話、部屋がぐちゃぐちゃに散らかっていても、住んでいる人が幸せなら片付ける必要はありません。(他人に迷惑をかける程のゴミ屋敷だと話は別ですが)

逆に、少ない道具に絞って素敵な暮らしをされているミニマリストの方でも、拒食症ならぬ 拒物症 のような状態になって「捨てなきゃ‥減らさなきゃ」という強迫観念に追われて苦しんでいたりもします。(心の病のひとつだそうで、整理収納の神こんまりさんも昔そのような状態に陥った事があると著書に書かれています)


つまり、
理想のお部屋は人それぞれ。ゴールもスタートもバラバラ。どこかで見た整理収納テクをそのまま真似たとしても、ライフスタイルも間取りも "幸せの基準" も違うのでなかなかうまくいかないよね、ということです。

自分の暮らしに落とし込んで「私なりの片付けゴールはこんな感じ!」とイメージしてみましょう。

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■ 誰かの真似じゃない、私の部屋

私も以前、OURHOMEのEmiさんに憧れて部屋を観葉植物でいっぱいにした事がありました。でも、そもそも私は虫が苦手で植物のお世話も苦手。窓辺のバジルにアブラムシが大量発生して断念しました。今は、お気に入りのフェイクグリーンを飾って楽しんでいます。


■ 私は大ざっぱでおおらかなO型
■ 細かいことはあまり気にしない
■ ナチュラルなインテリアが好き
■ 植物のお世話は苦手だけど動物のお世話は得意、ペットと気持ちよく暮らせる部屋にしたい
■ 人付き合いも好き、料理も好き、来客をもてなすのが好き

これが私です。
きっとあなたとは違いますよね。私は壁に画鋲を打ったりペットが柱を齧ったりしてもあまり気になりません。

でも当然、家にキズがつくのは絶対NGという方もいます。その場合は、壁紙や柱をなるべく痛めない(例えば突っ張り棒を使ったような)収納方法を考えていかなければいけません。どんなに優れた収納グッズも、万人に効果的だとは言えないのです。

植物を飾るのが好きな方は、部屋に植物コーナーを作れば暮らしの中で「幸せ」が増えます。服をたたむのが苦手な人は吊るす収納、出しっぱなしがイヤな人には隠す収納が向いています。

私たち整理収納アドバイザーは、お客さまと向き合って、ひとりひとりその方に合った最適な片付け方法を提案するよう訓練されているのです。

では、今私が書いているこの記事のように、リモートで相手の顔が見えない状態で片付けアドバイスをするにはどうしたら良いでしょう。

それは、やっぱり "毎日なにかひとつ片付けよう" なんです。私はそこに辿り着きました。

忙しい人でも、ヒマな人でも、スタートがゴミ屋敷でも、きれいな部屋に住んでいる人でも。まずは、目の前にあるモノをひとつ手に取って、じっくり向き合ってみるところからだと私は思います。

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今日も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。井上ヒロ


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