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コンサル企業の違いについて

こんにちは。こちらの記事でコンサル選定の進め方について解説をしました。

この記事で記載した通り、この時声をかけたコンサルとしては、日系戦略コンサル、外資系総合コンサル、総研系コンサル、外資IT系コンサル、事業会社でした。

この記事では各企業の特徴について記載したいと思います。
コンサル企業との会話の流れとしては、初期提案依頼⇨先方からの初期提案⇨提案依頼⇨合否通知の流れでした。

コンサルの方が書いている記事はよく見かけると思いますが、コンサルを起用する立場での記事はあまりないかと思いますので、興味がある方もそこそこいるのかなと考えています。

日系戦略コンサル

声をかけた企業は元々経営陣向けに10年スパンの中長期での戦略立案のプロジェクトをやっていてツテがあったため、声をかけました。

まず単価がとにかく他の企業に比べて高い、ということが特徴として挙げられます。
また、提案内容としては、戦略系ということで、最上流工程の構想立案の部分で強そうだなという印象で、もう少し下流の具体的な制度等を鑑みたビジネスモデルへの落とし込みという部分でいうと少し不安な印象がありました。

外資系総合コンサル

実際に発注したのはこちらの企業でしたが、提案の全体的な流れがスムーズで、きちんとこちらの意向に沿っており、かつ+αの提案も加えられており、提案においては特にマイナスポイントはないという感じでした。
各分野の専門性を兼ね備えているメンバーのアサインもあり、さすが総合系という感じでした。

また、総合系ということで、システム関連のコンサルの経験も豊富にあり、その点も次フェーズ以降での要件定義⇨システム開発とつなげることを意識した事業計画の立案につなげることができよかったです。

総研系コンサル

こちらも実際に発注した企業になりました、(コンサルとの事業計画策定プロジェクトは別事業で計2回実施しています。)外資系総合コンサルと同様に提案の全体的な流れがスムーズでした。マイナスポイントとしてはアサインされているメンバーの社会人歴が短く、プロフェッショナルとはまだ言えないようなメンバーもいるということでした。
ただ、その分値段も安めに抑えられており、予算的には一番こちらの要望に沿った形で提案してくれていました。

システム系の部分も部門があるため期待はしていましたが、あまり交流がないようでプロジェクト中でシステム系のアドバイスは特にもらえなかったというのは残念な点でした。

外資IT系コンサル

この企業は独自のプライベートチェーンも開発しており、技術力が高い印象でした。初期提案においてもシステムのイメージを提案してくれ、概ねこちらのイメージと合っていたため、システム開発への繋がりを意識した事業計画の策定という点で安心できるものでした。

ただ、検討が技術よりの目線が強く、今回の目的であるビジネスモデルの構築等については、少し弱そうな印象でした。また、暗号資産分野においては特に法律面や会計面についても考慮する必要がありますが、あまり気にしないような印象で技術的には可能なので多分大丈夫というような提案だったので、出来上がる事業のフィージビリティに不安がある印象でした。

事業会社

こちらはブロックチェーンの開発受託をメインに行なっており、自治体との事業も行なっているような事業会社でした。過去暗号資産の発行も目指したことがあるということであったため、提案を依頼しました。

実際にブロックチェーンシステムを構築していたこともあり、現実的な提案であった一方で、他のコンサル企業に比べいわゆるコンサルティング力という点では劣るなという印象で、プロジェクトの実行力で不安な面がありました。価格は小規模の会社ということで一番安かったです。

まとめ

以上が私が声をかけたコンサル企業の特徴についてでした。もちろん相対したメンバーによるところも大きいので上記がイコール企業の特徴とは言えませんが、傾向はあるのかなと思います。

コンサルを選定するときは各企業の特徴と利用目的がマッチしているような企業を選定することが重要と思います。

本日は以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

エネルギー業界において、カーボンニュートラル・ブロックチェーン等をテーマに新規事業企画・推進を行なっている筆者が、カーボンニュートラルやブロックチェーンについての最新動向・実現場での動き・新規事業企画業務について等を公開しております。
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