【自伝的随筆】『魔術師の誘惑』

そもそも、なぜこんなことになったのか?

いままでのしがらみを全部捨てて、自分のやりたいことをやっていく、好きなことは好きと言い、嫌なことは嫌と言う

そんな決心をして、なぜ大変革を進めているのか?

きっかけは占いです。

元来私は、占いやなどのスピリチュアルや、UFOやUMA、心霊現象などのオカルトが好きで、子どもの頃は『ムー』を読み、その手のオカルト番組をよく見ていました。

験担ぎてはないですが、そういうことには拘ります。

特に占いは、こういった状態……底なし沼に足を踏み入れ、出るに出れなくなったような状況に陥ったとき、もちろん、それが沼から脱け出す方法を教えてくれるわけでも、明るい未来を保障してくれるわけでもないのだが、ああ、私の未来にはまだ光があると、ほんの少しの慰めになるのです。

当たるも八卦、当たらぬも八卦、占いなんてと笑う人もいます。

確かにそうでしょう。

私自身も、占いに頼るなんてと笑ってしまいますが、心の何処かには、例えばそうであっても、本当は……という希望というか、願望があるのです。

そして、こんな心の状況だからこそ、この間に起こったことを運命付けてしまうのです。

で、私に起こった状況とは、10月半に頻繁に見た「555」……いわゆるエンジェルナンバーです。

「555」の意味は、

「あなたの人生に重大な変化が起きようとしている」

「古いしがらみを捨てなさい、そうすれば空いた場所に新しい物が入ってくる」

他にも意味があるようですが、私が一番心に残った言葉です。

ちなみに今年、ゲッターズ飯田さんの占いでは、私は「解放の年」にあたるとか、特にいまの時期は「重大な決心をすることになる」そうです。

となると、私の悪い癖で、他の占い……YouTubeに掲載されているタロット占いなどをやってみると、大体同じことを言われました。

「しがらみを捨てなさい」

「子どもの頃を思いだし、やりたいことをしなさい」

タロット占いといっても、3つのカードの束からひとつを選ぶわけで、決して私ひとりに対して言われているわけではないのですが、それでも、そのカードを選んだのには何かあるのだろうと。

元来考えるよりも、直感で動くタイプなので、そういうことに意味を求めてしまうのです。

「しがみついている」

「古いものを捨てろ」

と言われて、家の整理をしていたのですが、しがみついているのって、人間関係や仕事? とも思いだし、思えば今の人間関係や仕事って4年ぐらいになりますか、どうにもこの環境が悪いのかなと思いだし、自分はこれだけしかできないんだとか、この人間関係を切ったら、生きていけないんだとか考えると、はて? 本当にそうなのかと思うようになったのです。

思えば、熱しやすくて冷めやすい性格で、悪く言えば飽きっぽく、よくよく考えるてみると、3年から6年ぐらいのペースで人間関係や環境を変えてきたわけで、本当に切るときはバッサリと切る方なので、学生の頃はもとより、前の仕事の仲間とも一切の交流はしません。

となると、また新しい人間関係や環境を作らなければならず、仕事も一から覚えなければならず、でも、よく考えたら、いままでそれを何度も繰り返してきたので、今更10を1にしたところで、0にならない限り、私の心が壊れ、肉体が失われない限り、また徐々に積み上げていけばいいやと、飛び出せばどうにかなるだろうと、これが悪い癖なのですが、あることが切欠で、

「もういい、もう今の人間関係や仕事を捨てて、一から作る変えてやろう、いまはその時期だ!」

と、結果こういう状況になったわけで、更に突き進んで、

「もう残り少ない人生だ。このままとだと、本当にやりたいこともできなくなる。どうせ出直すなら、好きなことをやろうと!」

との経緯にいたったわけなのです。

で、好きなことのひとつで、こんな愚痴を書いているわけです。

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