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チームビルディング|人が作ったシステムは、その集団構造のコピーになる

こんばんは。

突然ですが、「コンウェイの法則」をご存知でしょうか?

1968年にコンウェイ氏が考案した言葉です。

コンウェイの法則

「システムを設計する組織は、そのコミュニケーション構造のコピーとなるデザインを生み出すように制約されてしまう」

 ものづくりに携わる身として、しみじみこの言葉はよく分かります。これは何もソフトウェア業界に限った話ではありません。サービスや製造業、公共のサービスを提供する自治体においても、その組織のアーキテクチャがそのまま反映されます。本当に。

 ある組織が構築した「システム」は、その組織が考案した仕組みです。検討段階のチーム間コミュニケーションおいて組織を構成するチーム同士の壁がそのままプロダクトの中の壁になって出てくるのです。

 チーム間コミュニケーションが悪い(風通しが悪い)と、出来上がったシステム内の構成要素(モジュール間)の連携も薄いものになります。
 一方強力なリーダーシップを持つトップの下、自然と組織間の垣根なく一体となってシステムを作り上げることもできます。しかしそれが必ずしも良いとは限りません。
 責任が曖昧で、一つ一つの機能自体は薄っぺらいものになる可能性があります。

 システム内の構成要素は、そのそれぞれの機能を果たしつつ、周囲と適切に連携が取れること、それがロバストなシステムなのです。

逆に

 コンウェイの法則を是とするならば、理想的なシステムを構想し、それを実現するための組織を構成し直すことで、組織も理想的になるのではないか、勝手な妄想をしてしまいます。

ではまた!

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