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禍(わざわい)は福(さいわい)を求むるより大なるはなし。|呻吟語

こんばんは📚

今日は、「呻吟語」よりご紹介。

さいわいわざわいなきより大なるはなし。
わざわいさいわいを求むるより大なるはなし。
呻吟語

(意味)

不幸のないことが、最大の幸せである。
幸せを求めるあまり、あくせく動きすぎることが何よりの不幸である。

 人間の欲望には、際限がありません。貪欲になればなるほど苦労を味わうのですが、それが最も不幸である、と説きます。
 「欲」とは、ここでは私欲と言って良いでしょう。

 昨日ご紹介した論語の「楽しみまたその中にあり。」にも、この精神に通じるものがあります。


 「欲」を持つこと自体を否定するものではありませんが、それを追い求めるあまり、不幸な行動をとっていませんか?相手を不幸にさせていませんか?

 そんな戒めを含む言葉でした。


ではまた!

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