情報は活用してなんぼ(韓非子)
こんばんは。読書の秋ですね。📚
中国古典を中心に日々の組織運営、自己成長に役立つ記事を書いています。自分と組織の成長、そしてこのnoteを読んでくださったみなさんのお役に立てると嬉しいです。
(今日の言葉)
知の難きに非ず、知に処するは則ち難し
(意味)
知識を得るのは難しいことではない。難しいのは、知識を使って行動することだ。
知識を得るハードルは下がった
知識や情報は、知りたいという気持ちがあれば自然とアンテナを貼ってキャッチできるものです。
韓非子の時代であれば、敵の事情は、間者(スパイ)を用いて得ることができます。
当時も、古典や兵法書といった書物から知識をえる、文字が読めて、書物が手に入る環境があれば知識を得ることができました。
しかし、得た知識をどう活用するか、のほうがよっぽど難しく、情報を活用した戦術の巧拙により勝負が決まります。
現代では、情報の入手のハードルは一気に下がりました。
士業と呼ばれる人たちが専門的に扱っていた知識ベースの仕事も個人でできてしまったり、単純に知識を組み合わせただけの仕事は、価値がさがってきています。
行うは難し
しかし今も昔も、得られた知識を活用し、どう行動するか、が重要かつ困難である、と言えるでしょう。
更に、得た知識を、周囲に働きかけて動かすことは、更に困難です。
古典の言葉も然り、読んでああそうか、と納得する、
つまり自らにその知識をインストールすることはできますが、
その知識を私の眼前の現実社会の組織にインストールして実践するためには、リーダーがしつこく語りかけ、メンバーをその気にさせて動かさなければなりません。
「学問のすゝめ」
学問のすゝめにも同じような言葉が出てきますのでここでご紹介します。
一週間ほど前に書いた記事ですが、「実学」を重んじる福澤は、「学問は活用してなんぼ」、という強い信念をもっていました。
インプットしたら、アウトプット(行動)する。これはセットであり、後者の実践的アウトプットは難しいですが周囲に価値提供できる手段ですね。
ではまた~!
(引用)
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