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耐え忍ぶか、激昂するか、別れみち(呻吟語)

こんばんは📚

一年は早いですね。今年の仕事は明日まで!という方も多いのではないでしょうか。
仕事納めは私は来週ですが、そろそろ年賀状書き始めないといけませんね。

さて、今回から「呻吟語」という古典から言葉をご紹介します。
菜根譚とほぼ同年代、今から400年前の書です。


(今日の言葉)

忍激の二字は、禍福の関なり。
呻吟語


(意味)

忍(ぐっと我慢すること)と激(感情を爆発させること)、どちらの態度を取るかで、幸と不幸の境目になる。

 なかなか懐の深い言葉です。

 この「忍」という言葉について、菜根譚でも以前人生を耐え抜くことに関する言葉としてご紹介しました。

変に処しては、まさに百忍を堅くして以って成るを図るべし。
菜根譚


 さて、菜根譚との違いは、「忍」に対比する「激」を出してコントラストを出している点にあります。そのことでより一層「忍」の重要性が浮かび上がってきます。

 会社や家庭において、もし何か他人から言われた時に「激」の態度で接してしまったらどうなるでしょうか?大抵の場合、その後には、お互いに後味の悪い結果に陥ってしまうのではないでしょうか。

 私も、貞観政要に学んだ、「諫言」を聞く態度が大事であると何度も申し上げていますが、ついつい妻や部下に対して感情を面に出すことがあります。そして後悔しています。

 そんな反省もあって、今回この言葉に吸い寄せられてしまい、noteでご紹介することになったのです。


ではまた!

 

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