反動を正しく恐れる(呻吟語)
こんばんは📚
受験生の皆さんは、波乱含みの共通試験お疲れ様でした。せめて当日は、できる限り心穏やかに試験に集中したいものですよね。
さて、本日ご紹介する言葉は、『呻吟語』より。
(意味)
凡人は物事を究極まで追い求めることに楽しみを見出すが、
賢い人は物事の作用は、必ず反作用(反動)を伴うことを知っており、その反動を恐れる。
陰と陽のバランス感覚
作用と反作用の法則は、理科で学習したかと思います。空を目がけて投げたボールは、頂点に達すると、放物線を辿って落下します。重力には逆らえませんね。何事もバランスがあって、どこかに均衡を保つようになっているのです。
古来、月は満ち欠けし、太陽は昇っては沈む、を繰り返しています。東洋では陰陽道という思想があるくらい、輪廻を重要視しています。
何かを志す時の心構え
何かを行うと、必ず反動が起きます。それ自体は避けられないことであり、それを正しく恐れて、付き合う覚悟を持って物事をスタートさせましょう、ということを、この言葉は指し示しているのだと考えます。
勢いで突き進む際の心構えとして、反動があることを注意して前進する、これこそが賢者の姿です。
ではまた!
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