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京都三条糸屋の娘

京都三条糸屋の娘

いわゆる「起承転結」の例文として
よく引用される俗謡である。

起:京都三条という舞台で、
登場人物として出て来るのが
糸屋という屋号の店にいる
娘たち。

承:その娘というのは二人姉妹、
姉が十八歳、妹が十五歳という
若い美しさを謳歌する年頃。

転:突然、何の脈絡もなく、
諸国大名の話が出て来て急展開。
武士は弓矢を使って人を殺すという、
次のオチにつながる論理の提示。

結:武士は弓矢で人を

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