新卒入社したメルカリを辞めてまで、なぜスタートアップで挑戦するのか
はじめまして、Nakato(Hiroyuki Nakato)です。
新卒でメルカリにBizDevとして入社し、2022年5月にスタートアップ企業の「Resilire(レジリア)」に転職しました。
3年間様々なことを学ばせていただいた、大好きなメルカリでの3年間での学びとこれからの新しい挑戦への思いを、自戒の意味も込めてまとめようと思います。
■ざっくりこんなことが書いてあります
新卒メルカリだからこそ学べた2つのこと
メルカリを辞めてまで…なぜスタートアップでチャレンジするのか
■自己紹介
2019年京都大学法学部卒業。新卒で株式会社メルカリに入社。新卒で初めてBizDevに配属され、メルカリのオフライン新規事業の企画・実行および外部パートナーとの業務提携を担当。その後、オフライン事業のマネージャーとして、事業成長に従事。2022年5月にResilire(レジリア)入社。
■メルカリに入社したきっかけ
私が就活時代、キャリアを考えるにあたってのキーワードは漠然としてますが、「たくさんの人々に笑顔を届ける」でした。その中で、メルカリに入社したいと強く思った理由が2つありました。
①母親がメルカリのヘビーユーザー
メルカリは、他サービスにないほど「人々に笑顔を届ける」サービスだと感じた原体験がメルカリに入社した1つ目の理由でした。
母親がスマホを初めて持ったタイミングで、メルカリをスマホに入れてあげました。元々リアルなフリマによく行っていたこともあり、とりあえずアプリをインストールして簡単な使い方を教えてあげようくらいの気持ちでした。しばらくすると、母親からメルカリの使い方に関してラインが度々くるようになりました。これといった趣味はなく、スマホを持ちたてだった母ですが、メルカリに興味を持ったようでした。
さらに、メルカリに慣れてくると、自ら調べたり、質問サイトで質問したりしながら、自らメルカリの使い方を学ぶようになり、メルカリが母親の新しい大きな趣味になっていきました。今では1,000件以上の出品をしており、毎日メルカリを見ることが生き甲斐のようです。
そのような母親の変化を見ている中で、「人々に笑顔を届ける」サービスとはこういうサービスなのだ。と明確に感じました。
自らも将来的に「人々に笑顔を届ける」サービスを作りたい。と感じメルカリを強く志望するようになりました。
②日本唯一のユニコーン企業への憧れ
もう一つメルカリを志望した理由は、就活当時、メルカリが上場前で「日本唯一のユニコーン企業」と言われている時期でした。
当時は深く理解していなかったですが、「ユニコーン企業 = より多くの人々に笑顔を与えられる可能性が高い」と直感的に感じ、メルカリへの強い志望を持つようになりました。
そんな思いを持ち、就職活動をする中で、幸運にもメルカリにプロダクトマネージャー(PdM)としての内定をいただきました。
(絶対入社したいと思ったため、求められていないのに、国内外のメルカリ競合に関するレポートという20ページのレポートを持って、1次面接に行ったことを今でも覚えています笑)
■メルカリに入社してから怒涛の3年間
2019年4月にPdMとして入社しました。入社直後はPdMとしてのキャリアを歩むため、アジャイル開発の研修やエンジニアを理解するために自らサービスを開発するプログラミング研修などを行っていました。
その中で、BizDevという職種を知ります。BizDevは「総合格闘技戦」自分の強みを活かしたスタイルを持ちながら、色々な相手や領域に対応して戦うマルチプレイヤーの集まり。そんな話を聞きました。
憧れて、内定をつかんだメルカリ。総合的にチャレンジして、様々なことを学びたい。そのような思いから、新卒BizDevというキャリアは存在しませんでしたが、希望を人事の方に相談し、Go Boldな社風の中で、BizDevにチャレンジする機会をいただきました。
そこから、何もわからない中、先輩方に学びながら、とにかくがむしゃらにBizDevとして3年間走り続けました。日々の中で特に意識していたのは、下記です。
選り好みせず、とにかく手当たり次第に目の前の「こと」に向かう。
キャパシティが足りない、やったことがなく自分にはできないということは考えず、チャンスがあれば、自ら掴みにいくために手を上げ続ける。
その中で、メルカリのさらなる成長を支える(より多くの方にメルカリの価値を感じてもらう)OMO領域での新規事業・事業成長に幅広く関わることができました。
特に、「メルカリ教室」事業には3年間フルで関わらせていただき、立ち上げからGrowthまで事業創造の一連の流れを体験できました。事業内容も「メルカリを使ったことがない人にメルカリの使い方を伝えて、生活に豊かさを与える」という内容で、母親のようなメルカリユーザーを増やせる可能性を秘めた非常にやりがいのある事業でした。
そして、がむしゃらな姿勢が評価されて、3年目でマネージャーに就任。3年目で知識も経験もない中で、チームの成果を最大化するという、一段視座を上げたチャレンジができました。
■新卒メルカリに入社したからこそ学べた2つのこと
新卒でメルカリに入社し、Go Boldな挑戦を与えてもらえる環境だったからこそ学べたことが2つあります。
①目先のチャンスにGo Boldに取り組むことの重要性
1つ目は、自らの働き方についてです。
私は、メルカリの「Go Bold」というバリューが非常に好きです。あらゆることに大胆にチャレンジすることが文化として推奨されており、個人としてもGo Boldに様々なチャレンジをさせてくれる環境がありました。
メルカリに入社するまでは、私のスタンスとして、「何かに取り組む前に意味を考え、意味のあると"思い込んだ"ことのみ行う」スタンスでした。
そんな自らのスタンスを変えてくれたのが、Go Boldという言葉です。「悩む前にとにかくやってみる。失敗しても良い。」という意味だと解釈しているこのカルチャーに助けられ、3年間目の前のチャンスにがむしゃらに取り組むことができました。
がむしゃらに何にでも取り組んでいると、効率が悪いと感じることもあると思いますが、「効率が多少悪くとも、経験がない中ではそれは当たり前」「効率が悪いのであれば、量(時間)でカバーする」「そうしていくうちに、効率がついてきて、自らの成果が最大化される」そのような意識が自然と身についてきて、結果として自らの成長に大きくつながりました。
②メンバーのモチベーションの源泉を知ることがマネジメントにおいて最重要
2つ目は、チームマネジメントについてです。Go Boldなカルチャーの中、3年目(24歳という若さ)でマネージャーにチャレンジさせていただけたからこその学びがあります。
「メンバーのモチベーションの源泉を知り、チームメンバー全員が楽しく働けている状態」を作ることがチームマネジメントで最重要だということです。これは、決して成果より楽しいことを優先するという意味ではなく、メンバーが楽しく働け、モチベーションが高い状態を作ることが、最大の成果につながるというチームづくりをしたいという意味です。(一見、当たり前のことですが、意識しないと難しいポイントだと感じています。)
マネージャーとして4名のメンバーと一緒に事業を推進していましたが、チームの中では最年少かつ10年以上社会人経験の長いメンバーもいる状態での就任でした。
年齢や経験が違えば、プライベートの状況や仕事に対する考え方やモチベーションも自らの考え方とは異なる部分が大きいですし、ただ成果を出すことを要求して、自らと同じ働き方を求めても、メンバーとしてはモチベーションは上がりません。
その中で、
深くまでメンバーを理解する。
メンバーのモチベーションの源泉が仕事とあえば楽しく仕事ができる。
楽しく仕事ができるとさらなるモチベーションにつながる。
モチベーションが上がると成果が最大化される。
その中で、緊急性と成果に対する責任というプレッシャーがかかる。
結果として成果が最大化される。
というサイクルをメンバーのモチベーションの源泉を理解して作ることが、マネージャーとしては重要であり、チームとしての成果を最大化させられると感じることができました。
その他にもメルカリではさまざまはことを学ばせていただきました。最初のキャリアとしてメルカリを選択して本当に良かったですし、生まれ変わってもメルカリを選択すると思います。本当に感謝しかありません。
(一緒にお仕事させていただいた皆様、本当にありがとうございました!)
■なぜ最高の環境を捨てて、スタートアップにチャレンジするのか
新卒で初めてBizDevにチャレンジし、地に足がついてきた、マネージャーとしての経験もできる環境にいる。そんな最高のメルカリの環境から今回スタートアップ企業「Resilire(レジリア)」に転職しました。
転職したいという気持ちは強いわけではありませんでした。自分にとって「一目惚れ」をするほど興味のある会社に出会い、スピーディーな意思決定をさせてもらいました。(この度、for startupsさんにご紹介いただいたのですが、感謝しかありません。)
なぜスタートアップにチャレンジするかをお話しする前に、「Resilire(レジリア)」の紹介をさせてください。
今回、メルカリを卒業して「Resilire(レジリア)」にジョインすることを決断した理由は、
サプライチェーンのリスクマネジメントでより多くの人に影響(価値)を届けるGo Boldなチャレンジをしたい。
サプライチェーンのリスクマネジメントが注目を浴び始めたのは、新型コロナウイルスやウクライナ情勢(地政学リスク)、度重なる全国的な地震の発生が立て続けに起こったここ数年になります。
上述の通り、サプライチェーンが断絶すると、日本中の人々に大きな影響を及ぼします。一方で、近年、リスクマネジメントの見直しの緊急性が高まってきており、さらなる対策の余地が存在しています。
また、サプライチェーンのリスク管理サービスに関しても上記理由から注目を受けており、さまざまなメディアで取り上げられていますが、発展途中の段階です。(海外ではユニコーン企業も出てきています。)
そんな中、「Resilire(レジリア)」では、このホットトピックにドンピシャで刺さるサービスをタートアップ持ち前の開発力とスピード力を活かして、提供しております。
私自身、この分野に興味を持ったきっかけは、メルカリ時代にコンビニでの梱包資材販売を担当していた際、サプライチェーン断絶影響のリスクを漠然と感じたことにありました。
メルカリ梱包資材は製造メーカー様と共に企画、製造しているプロジェクトだったのですが、新型コロナウイルス影響下での労働力不足や原材料の輸出入における影響を少なからず受けることがありました。
梱包資材よりも、サプライチェーンが複雑かつ、サプライヤー(供給元)の多い商品は世の中には多く、この課題を解決する重要性を感じました。
ホットなニーズに対して、いち早く新しい価値を世の中に届ける役割を自ら担っていきたい。
メルカリで学んだマネジメントを活かし、代表の津田さんと共に、世の中にいち早く価値を届けるための組織を作っていきたい。
と感じ、正社員としては2人目という立場で、Resilire(レジリア)への転職を決断しました。
※Resilire(レジリア)の提供するサービスは世の中から注目を受け、下記に選出されています。
■Resilire(レジリア)で実現したいこと
最後に、Resilire(レジリア)で実現したいことを宣言として書かせていただきます。
とにかくResilireの価値を製造業に広げて、製造業どの会社でも知っている会社にする。(sales forceのような会社)
Resilireを一度導入すると、会社が存続する限り使い続けてくれる最高のUXをプロダクト・カスタマーサクセスで実現する。
結果として、災害が起こったとしても(起こらないのが理想ですが)、製造業者の損失を最小限にし、エンドユーザーに影響がない状態を作る。
Resilireで働く全員がResilireで働くのが何よりも楽しい、他の人に誇れると思える組織を作る。
入社することを憧れと感じられる企業を作る。(メルカリのような会社)
ここまで読んでいただきありがとうございました!ぜひ、良いご報告が日々できるように、持ち前のアグレッシブさを活かして全力を尽くしていきたいと思います
Resilire(レジリア)では一緒にサプライチェーンに対する価値を創造するメンバーを募集しています!
リスクが増えている、増えていく未来。
早急に被害を予防する革新を起こさなければなりません。
もし私と同じように、サプライチェーンに興味を持ってくれる人がいれば、是非一緒に挑戦しましょう。そして一緒に世の中を変えていきましょう。
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