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“カメレオン俳優”中村倫也さんが観る人の心を惹きつける3つの理由

4月5日(月)からドラマ『珈琲いかがでしょう』(TX)がスタートするということで、俳優・中村倫也さんについて書いてみようと思います。

同作は『凪のお暇』(TBS)などで知られる原作者・コナリミサトさんの同名コミックを実写化したドラマ。移動珈琲車の店主・青山一(中村倫也)が、行く先々の街で人生に少し傷ついた人たちの心を癒していく人情珈琲群像劇です。白シャツに茶色のエプロン姿で珈琲を注ぐポスタービジュアルがはまりすぎていて、“カメレオン俳優”の中村さんがどんな新たな役を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません!

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昨今、そんな中村さんになぜどっぷりとはまるファンが続出しているのかということについて、ご本人へのインタビュー経験もある筆者なりに3つのポイントから分析してみました。それは①優しさ、②ミステリアスさ、③七変化ぶりです。

①観る人にそっと寄り添う「優しさ」

コロナ禍の外出自粛期間中にYouTubeにアップされた「中村さんちの自宅から。」でファンの方々から寄せられてくる質問の数々に熱心かつ丁寧に答えていた姿も記憶に新しいかと思いますが、中村さんの魅力の1つはその“優しさ”です。私生活をまるでのぞき見しているような気分になったファンの方も少なくないであろう同動画のように、自然体で料理やDIYに勤しむ中村さんの姿は見る人を癒すとともに、作品の中の役だけでなくプライベートをともに過ごしているかのような、観ている人にそっと寄り添ってくれるようなその優しい姿勢が、多くの方々の心を虜にしている所以ではないでしょうか。

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②人の心をつかんで離さない「ミステリアスさ」

2つ目の魅力はその“ミステリアスさ”ではないでしょうか。ドラマ『凪のお暇』(TBS)のゴンや、『美食探偵 明智五郎』(NTV)の明智、映画『屍人荘の殺人』の明智恭介などなど、中村さんの演じる役はどこかつかみどころがなかったり、独特の印象を視聴者に焼き付けます。本人はひょうひょうとしていたり、自然体でいるものの、いつしか周囲を巻き込み、関わる人々を魅了し惹きつけていきます。これはその役柄がそうさせているのか、中村さん本人がそうさせているのか、いい意味でその境界線があいまいなのも「もっと中村さんを知りたい!」と観る人の心をつかんで離さない天性の魅力なのかもしれませんね。

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③細やかな役分析と芝居への情熱が生み出す「七変化ぶり」

3つ目はずばり“七変化ぶり”! かくいう筆者も、数年前にテレビ東京のドラマ『100万円の女たち』でイケメン天才小説家・花木ゆずを演じた中村さんをインタビューさせていただきました。その際も中村さんはこちらの質問の一つ一つに丁寧に言葉を紡ぎながらお話ししてくださったのを今でもしっかりと覚えています。印象的だったのは「役を演じる時、どのような役でもその人の長所と短所を見つけているんですよ」という言葉。さまざまな役柄を演じるにあたって、常にその役を自分に深く落とし込んで、そのキャラクター性までもご自身なりにかみ砕いて昇華しているからこそ、観る人を次々と惹きつけるお芝居をできるのではないでしょうか。落ち着いた表情で優しく答えてくださる中にも、役者としてのゆるぎない熱量を感じたインタビューでした。

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以上、飛ぶ鳥を落とす勢いの中村倫也さんが人々の心を惹きつける理由について3つのポイントとともに分析してみました。「お芝居に対して真摯に向き合う静かな情熱」と「人々に対して自然体で接する優しさとその穏やかな佇まい」を持ち合わせているからこそ、もっとその魅力や素顔、考えを知りたい!と人々の興味や関心を掻き立てるのだろうなと感じます。テレビ東京で始まるドラマ『珈琲いかがでしょう』をはじめ、これからも中村さんがどんなお芝居や素顔を私たちに見せてくれるのか、引き続きそのご活躍が楽しみでなりません。

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!



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