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問題解決の基礎

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2020年4月の記事一覧

【第10回】分ける技術

<講義からの学び>
①分ける技術のポイント(※は留意点)
1.MECEに分ける
※その他を大きくしすぎない。分ける際、および分けた後の並べ方も意図をもって。
2.レベル感(抽象度)をそろえる
※ツリーを作る際は3~7つ(マジックナンバー7)くらいが適切。
※ツリーを作る際、階層を複数作ってもOK(取り組む問題によって適切に設定)
3.問題の抽象度を適切に設定する
※自分の役割に合わせて設定する

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【第9回】論理的思考とは?

<講義からの学び>
①論理的思考とは:
論理的思考⇒ロジカルシンキング⇒筋道を立てて、自分の意見を創ること
⇒問題解決の土台となる
②問題解決の基本となる3つの技術:①分ける技術、②まとめる技術、③選ぶ技術
1.問題解決の流れ(復習)
問題定義(現状とあるべき姿のギャップを言語化)⇒課題発見【問題の分解(Where)⇒原因分析(Why)】⇒解決策立案(How)【アイデア創出⇒評価】⇒プレゼン/実行

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【第7回】ケースワーク 問題定義~課題発見

【ケース:スーツスペシャル】
スーツスペシャルは、特別な一着をお届けするオーダースーツをお客様に
提供。銀座、青山、新宿など、東京都心に10店舗を構える。顧客は、男性をターゲットにしており、スーツのみを販売。最近は広告効果が落ちており、その立て直しが必要。イージーオーダースーツの会社。イージーオーダーはベースとなる型紙を各社であらかじめ用意し、採寸した顧客の体型に応じて一番近い型紙をベースに、新た

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【第6回】プレゼンテーション

<講義からの学び>
①プレゼン/実行のポイント
1.エレベーターピッチ:限られた時間で、いかにメッセージを伝えられるか
2.ストーリー:問題定義⇒課題発見⇒解決策の流れで伝えることが一般的。ただし、相手によっては結論から伝える
3.ロジックチェック:自分(作りて)目線ではなく、相手(聞き手)目線でロジック(なぜその結論を導いたのか)をチェックする。使われるロジックとしては主に演繹法と帰納法の2種が

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【第5-1回】解決策立案(How)

<講義からの学び>
①解決策立案の流れ:アイデアの方向性⇔具体的アイデア⇒解決策アイデアを評価、選択
1.アイデアの方向性:課題に対し、MECEを意識して分解
2.具体的アイデア:1で挙げた方向性に対し、具体的アイデアを洗い出す
3.評価して選択する:どのアイデアが実現可能性が高く、効果が高そうか、一番効果がありそうなものを選んで実行する
②解決策立案の流れの注意点:
アイデアの方向性出し、具体的

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【第4-3回】課題発見

<講義からの学び>
①原因分析の次のステップ:事実から導いた課題を「一言で」まとめる
②課題発見のポイント:
その1:課題とは、問題を引き起こし続ける本当の原因。複数の原因が考えられる場合には、最も影響度が大きい原因が課題である(パレートの法則)
その2:複数の課題が見つかった時、取り組む課題を選ぶ基準は、『実現性』×『インパクト』。
③課題の表現方法のポイント:
その1:具体的な表現を記載する

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【第4-2回】仮説の勘所

<講義からの学び>
①市場:自社が戦う場所のこと
その1:市場全体が減少していないか?
その2:対象市場が小さくなっていないか?(市場全体↑でも対象市場↓はありえる)
その3:対象市場の魅力度が下がっていないか?(新規参入者、売り手の力、買い手の力、代替品)
②ターゲットセグメント
その1:ターゲットセグメントの魅力度が下がっていないか?(市場規模、成長率、収益性)
その2:ターゲットの一部を競合

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【第4-1回】原因分析(Why)

<講義からの学び>
①問題、原因、課題の違い(復習)
⇒問題:あるべき姿と現状の差、原因:問題を引き起こす事実、課題:原因の中で問題を引き起こす一番の現実。
⇒課題だけ打ち手を考える
②原因分析(課題の特定)がなぜ必要か?
最小限のコストで、最小限の時間、リソースを使って最大限の効果を。問題をずるがしこく解決するために、課題の特定が必要!
③原因分析の流れ
1.仮説出し(なぜ×なぜ×なぜ×なぜ×な

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【第3回】課題を発見する(問題分解)

<講義からの学び>
①問題と原因、課題の違い
問題:あるべき姿と現状の差、原因:問題を引き起こす事実、課題:原因の中で、問題を引き起こす一番の事実
⇒課題のみ打ち手を考える
②課題発見のプロセス:問題分解(Where)⇒原因分析(Why)
③問題分解とは:問題の発生場所を特定するために問題を分解すること
④問題分解のポイント:
1.筋の良い切り口を見つける
2.もれ、ダブりが無いか
3.切り口のパ

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【第3回】課題発見(問題分解)ケーススタディ

ケーススタディ:日本橋三越本店は16年3月期の売上高が1683億円となり、09年の2531億円から大きく減少しています。どこで、売上減少となっているのか?問題を分解する切り口(有効だと思われるもの)をできるだけ多く挙げよ。

<私の案>
①売り場別売上分析
②性別、年齢別売上分析
③季節別、時間帯別売上分析
④客単価別売上分析
⑤売上を客数×客単価に分解して分析
<ほかの解答例>
①日本人、外国人

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【第2回】問題定義

<講義からの学び>
①問題定義のポイント:
・それは問題か?差が大きいか?目的が明確か?解決可能と思えるか?⇒解決したいという想いを持てる問題に取り組もう!
・SMART(Specific, Measurable, Achievable, Related, Time-bound)なあるべき姿を設定
・誰の視点?:実際の仕事では、自分の役割の1つ上、もしくは2つ上の立場で考えるとよい
②正しく問題定

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【第1回】問題解決とは

<講義からの学び>
①問題解決とは:問題(現状とあるべき姿の差)を分解し、仮説と事実検証に基づき課題を発見し、その課題に対してインパクトのある解決策を立案・実行すること
②問題解決の捉え方:問題解決は技術である。言い換えると、トレーニングで鍛えられるもの。繰り返し練習する事で上達するものである。
③学びの目的:問題解決スキル(問題解決アプローチ、ファクトベースで考える習慣)の体得、仮説・検証プロセ

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問題解決力:イントロダクション

<講義からの学び>
①論理的思考の基本
問題解決の全体像(一連のプロセス)をつかんでから、一つ一つのステップについての学びを深めるのが良い。
②データ分析の基本
ファクトベースの思考を身に付ける。
③問題解決は楽しい!
身の回りに解決すべき問題はたくさんある。それらが解決できる技術を身に付けられたら、楽しい!

<私の学び>
・「問題解決は楽しい!」というコメントが印象的でした。難しい問題に直面し

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