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ロールキャベツは作らない

初の一人暮らし・初の自炊

大学生になり、実家を離れ、一人暮らしを始めました。

「よしっ! これから自炊するぞ!」

初心者向けの料理本も引っ越し前に買っていたので、やる気は十分。「最初の一品は何にしよう。時間もあるし、手の込んだもの作ってみようか。」

自炊に抵抗もなく、むしろやる気に満ちていた僕は、最初の一品を「ロールキャベツ」に決めました。

さっそく買い出し。スーパーにあるキャベツは1玉と半玉。一人暮らしで一玉は多いと思い、半玉を買いました。これがミスとなるとも知らずに、、、

いざ料理

レシピを傍らに、要領悪いながらも、たねを作り、キャベツで巻く段階までたどり着きました。そこでやっと気づきました。

「キャベツが小さくて巻けない!!!」

そう、半玉のキャベツでは面積が小さく、たねを巻けるだけのサイズが足りないのです。最初の1つを作るのがやっと。

考えたらすぐに気づきそうなものですが、買い出し中の僕はまったく気づきませんでした。なにせ、自分で買い出しからした経験なんてほとんどなかったので。

「1玉買うべきだった~。これじゃ巻けんやん。」

キャベツを2~3枚使ってなんとかたねを包み(←巻けてない)、何本もの爪楊枝で串刺し状態のロールキャベツができました。

肉団子サイズとかにすれば、半玉でもうまく巻けたかもしれません。しかし当時はその発想もなく、”ロールキャベツと言えばこのサイズ”みたいな謎の先入観のもと、ひたすら串刺しにしてました(笑)

まあ見た目は味には関係ないから問題ないんですけどね。食べるの自分だし、はじめてにしては頑張ったぞ、自分。

※見た目も気にする場合は、1玉で作ることを強くおすすめします!!

料理は食材を買うところから

この日僕は、キッチンに立っている間だけが料理じゃないと知りました。料理は食材を買うところから始まっているんだと。

あれからしばらくたち、現在、一人暮らし歴(自炊歴)も10年に近づいています。さすがに毎日自炊はしてないですが、割と頻繁に料理はします。簡単なものですけど。

しかしあの日以来、ロールキャベツは作っていません。半玉のキャベツしか買わないので。

なぜ1玉買わないか? 答えは簡単。

「一人暮らしに1玉は多いから」
”ロールキャベツ食べたい欲が強いわけでもないので、余らす量の食材は買いません(笑)

次にロールキャベツを作るとしたら、きっと誰かと一緒に暮らしている時でしょう。その時は一玉のキャベツを買おうと思います。それまで僕は

ロールキャベツは作らない








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