🌸日本語を美しく話せる自分に🌸

こんばんは。
平田真智子です。

（写真は、昔のものです。画像が粗くてすみません）

先日の「申し訳ございません」に引き続き、の内容なのですが、、、。
このブログを書いていた時に、
旅館の取材をお受けしていた時のことを思い出しました。
NHKのディレクターさんから
このような質問をいただいた時の会話です。

「女将さんは、どうして年下の人や新人さんにも敬語で話すのですか？」と。
私は、「日本語を美しく話せる女性になりたいからです」と答えたのですよね。

「申し訳ございません」の話題に戻りますね。
若い方と会話している時、
「ひぇ〜❗️こんなことも知らないの⁉️」とびっくりしてしまうこと、ありませんか。
それこそ「申し訳ございません」という言葉、、、
「お詫びの言葉」をあまり知らないのですよね。
そのような言葉も使ったことさえない。という方がほとんどではないでしょうか。
学生時代には、よっぽどのことがない限り、使いませんものね。
何気ない普段の生活で、かしこまった会話は必要ありませんから。
お詫びの言葉だけではなく、、
その他にも、「承知いたしました」や「かしこまりました」や
「恐れ入ります」なども。
社会に出て、一番困るのではないか、と思うのは
自分自身を称する言葉。
「俺」「僕」「自分」「あたし」「うち」「（自分の名前）」などなど、、、。

そうなのです。
「使ったことがない」のです。
敬語、謙譲語、丁寧語、呼称も全てを
「知らない」のです。

ならば、「知る」ことから始めよう！
そして、「使ってみる」ことから始めてもらおう！
「知ること」を増やすには、「見本を見せる」ことから始めよう！

若い方々は、知らなければ、使えないですよね。
どのようなシーンで、どのような言葉を使えば良いのか、、
知らないのですもの。
適切か不適切か、なんて
その場その場で指摘してもらわないとわからないのですから。

私は、昔から、先輩にも後輩にも若い方々にも、
わりと日頃から敬語を使って声かけをしたり、
会話をしたりしておりました。
「敬語、謙譲語、丁寧語」を使っての会話。
だからこそ、
旅館の中でも同じように敬語で会話。

敬語を使い始めの頃の若者は、
「言いにくそう」とか「恥ずかしそう」などの反応でした。
何度も言い直すことも多かったですし、
間違いな言葉遣いも多かったですし、
指摘しないと言えないこともありました。
それでも、日々気にしながら会話しているうちに、
スムーズに敬語が出てくるようになりました。
恥ずかしくてなかなか言えなかった言葉も
スーッと言えるようになりました。
彼ら彼女たちは、とても嬉しそうな顔になっていくのです。
敬語を使いこなせるようになると、
コミュニケーションもスムーズになり、
とても大人びた表情に変わっていくのでした。
若い方々は、日頃からの会話で敬語を使えば、
どんどん覚えていってくれます。

覚えると、普通に使えるようになります。
スタッフに丁寧な言葉が広がっていきます。
「業務言葉」が「私語」と混同しなくて済むようになります。
コミュニケーションがスムーズになります。
会話が心地よくなります。
お客様に自然に丁寧にお話できるようになります。
お客様からの評価が高くなっていきます。
褒められると嬉しくなります。
もっと丁寧な言葉で話したいと思うようになります。

良いことだらけなのですよね。

ですから、お若い方に対して、
「最近の新入社員は、敬語も使えない、、、」なんて思わないでくださいませね。
私たち大人が、
まずは
見本を見せてさし上げましょう。

追記ですが、
「自ら敬語で話す」、の一番の効能は、
私自身が言葉を本気で学ぶようになる。ということでした。
言葉そのものの学びはもちろんの事、
発音やイントネーションも学ぶようになりましたもの。
「日本語を美しく話せるようになる」を目指しちゃいました！！
奥が深いんですよね、日本語。。。。

さあ、まだまだ日本語勉強中の私！
日常で敬語や謙譲語や丁寧語をもっと意識して話をしてみませんか。
日本語を美しく話せる自分を目指しましょう！