読書日記「なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか」
今年1回目の読書記録は、小早川優子さんの「なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか」について書きたいと思います。
この本を手に取ったときにまず、どうしてこのタイトルにしたのだろう?と考えました。私にとって「自信がない」というネガティブワードに対して「いいリーダー」というポジティブワードの組み合わせが少し意外だったのです。
読み進めるうちに、このタイトルにした理由がだんだんわかってきます。ああ、そうかやっぱりワーキングマザーは自信がない人が多いのだな、もともと自信があったとしても自信を失う機会があまりにたくさんある、ワーママが自信をなくすとたくさんの機会が失われてしまう(本人にとっても会社にとっても社会全体にとっても)。だから、著者の優子さんは多くのワーキングマザーに「自信を持って!」とエールを送りたかったんだな、と思いました。
この悪癖、どれもこれも自分にあてはまるなーとグサグサきます。
真面目なワーママたちが猪突猛進にリーダー道を進もうとしたときに、陥りそうな失敗を扱ったケースも紹介されています。「まさにこれ私やってしまいそう、いまこの失敗を擬似体験できてよかったー助かった」と感じるものでした。
そもそも「自信がある」とは具体的にどういうことなのか、さらに、「自信がない」ということはネガティブなことばかりではなくて「内省できる」「心配りができる」というプラスの面もあることも教えてくれます。私らしいリーダーとはどんなものなのか、そんなリーダーになるために役に立つ知識として「交渉」や「経営学」の知識なども紹介されています。
この本は同じように自分なりにリーダーに挑戦していこうとするワーママたちにぜひ読んで欲しい本だなと思いました。
そして「自信を持つ」というのは自分を大きく見せることではなくて「ありのままを受け入れればいいのだ」ということ。これは私に「自信」を持たせてくれる最高の言葉の贈り物でした!
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