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【毎日が幸せの嘘】幸せなんて、ほんの一瞬だよ

SNSを見れば、キラキラした姿ばかり。

外を歩いていても、子連れやカップル、友達同士で楽しそう。


「もしかしたら、自分だけが不幸なんじゃないか」って、思ったときは……


要注意!


真実を見る力が、なくなっている。


我々は幸福になるためによりも、幸福だと人に思わせるために四苦八苦しているのである。
by ラ・ロシュフコー(フランスの文学者)


他人が幸せそうに見えるのは、まさに、幸せそうに「見せているから」。

それ以上でも、以下でもない。


「幸せいっぱいです」と公言している人は、幸せに見せるために四苦八苦しているんだ。

むしろ、「大変そうだな」と思っていればいい。

「頑張っているんだな」「えらいな」と。


人は、「真実を見る力」がなくなるとき、不幸に陥る。

不幸だから不幸なのではなく、「自分だけが不幸だ」と勘違いするところに、不幸がある。


なぜなら、物事には両面があるという判断力や洞察力が、なくなっているから。

光と影
明と暗
苦と楽
右と左


「一つだけ」という状況は、絶対にありえない。

しかも、右と左だけではなく、上下もある。

光と影だけではなく、木漏れ日や薄暗闇もある。

両面どころか、多面性こそが真実。


75年の生涯で、本当に幸福だったときは1ヵ月もなかったと言っていい。
by ゲーテ


ゲーテが亡くなったのは、82歳のとき。

大文豪ゲーテであっても、幸福な期間は1ヵ月しかないと言っている。

そして、「光の強いところでは影も濃い」と。


不幸が濃い人は、一瞬の幸せを強烈に感じる。

だから、その光を頼りに、何年も忍耐できるんだ。

ひとすじの希望をもてるんだ。


頭上を見ると、星が輝いている。

私たちが見ている星の光は、何万光年も昔の光だという。

一瞬の光が強いと、何万光年もかけて、遠くまで行き届いていく。


人生も同じ。

一瞬の幸せを手がかりに、希望をもって生きていくだけなんだ。


本当の意味での楽天性とは、人間の暗部にも目が行き届き、その上で尚、肯定的に人生を生きることをいうのだろう。
by 山田太一


ネガティブを見ようとしないのは、本当のポジティブじゃない。

不幸を見ようとしないのは、本当の幸せじゃない。

暗部もみたうえで、それでも肯定して生きていく。


人生は苦しくて当然なんだと覚悟できたとき、幸せが有り難くなるよね。


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