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【Webマーケター】ってどんな仕事?未経験からでも本当に大丈夫?

今回は、CyberOwl(以下、サイバーアウル )の「Web広告運用」を行うマーケターの業務内容についてご紹介します。

サイバーアウルは、国内のインターネット広告市場において、トップシェアを誇る広告代理店であるサイバーエージェントの子会社です。そのノウハウを活かし、主にライフスタイルメディアを中心にWeb広告の運用を行っています。

今回、Web広告運用業務について教えてくれたのは、教育メディア事業部のマーケター・篠﨑彩音さんと、金融メディア事業部のマーケター・成岡佑徒さんです。

篠﨑さんは未経験から、成岡さんは経験者としてサイバーアウルに入社しました。2人にはサイバーアウルでの業務内容の他、未経験者、経験者の視点からWeb広告運用業務の魅力についても教えていただきました!


篠﨑彩音:教育メディア事業部 プランナー|2017年から公立小学校教諭として勤務。2022年5月に当社へ中途入社し、現在はマーケターとして教育事業のリスティング広告の運用を担当する。
成岡 佑徒:金融メディア事業部 マーケター|2022年新卒でweb広告代理店に入社し、デジタルマーケティング事業部のプランナーとしてクライアントの広告運用を担当。2023年1月に当社へ中途入社し、自社メディアのディスプレイ広告運用領域を担当している。

「Web広告運用」の仕事とは?

サイバーアウルでの業務内容をお伝えする前に、まずは「Web広告運用とは?」「サイバーアウルのWeb広告運用方法は?」という基本的な疑問にお答えします!

Web広告運用の仕事は、主にWebサイトやSNSなどのメディア媒体に出稿する広告の管理や運用です。予算や製品をアピールしたいターゲットを分析して、戦略を立てながら広告を出稿します。

どのような広告を運用しているの?

サイバーアウルで運用しているWeb広告は「運用型広告」の中の1種「リスティング広告」です。

運用型広告とは?

まず「運用型広告」とは、予算や配信する広告の内容などを自由に手を加えながら、広告を表示させたい場所に広告を表示させる手法のこと。

製品をアピールしたいユーザーの年齢や性別、居住地域などの属性を絞ったターゲティングもできるので、効率よく広告を運用することができ、インターネット広告事業を展開している多くの会社で使用されています。

リスティング広告とは?

「運用型広告」にもさまざまな種類がありますが、サイバーアウルではその中の1つである、「リスティング広告」を運用しています。

「リスティング広告」とは、ユーザーによってキーワードが検索がされるたびに広告枠への掲載を目的としたオークションが発生し、落札されれば掲載される広告のこと。

篠﨑:例えばアウルが、渋谷のレストランを宣伝するために、『渋谷 レストラン』のキーワードで検索した人の検索結果の上位に表示される掲載枠のオークションに参加したとします。

すると、ユーザーがそのキーワードを検索するたびに、アウルと他社との間でオークションが開始。入札金額+検索キーワードとの関連性やリンク先ページの品質が高い広告の順で、検索結果の上位に広告が掲載されるという仕組みです。

また、リスティング広告には、検索エンジン(GoogleやYahoo!など)の検索結果に連動して文章で表示される「検索連動型広告」と、Webサイトやアプリなど各媒体の広告枠に画像や動画で表示される「ディスプレイ広告」の2種類があります。サイバーアウルでは製品やサービスに合わせて両者を使い分けながらインターネット上で広告を展開しています。

広告運用業務の流れ

ここからは実際の広告運用業務の流れをPDCA(plan do check act)サイクルでご紹介します!

Web広告運用の仕事は常に分析と検証を重ねて改善を図る必要があるため、PDCAサイクルを正確に回し続けることがとても重要になります。


Plan(施策を練る)

自分の担当している広告に対して、ユーザーがインターネット上でとった行動を基に新たな施策を立てます。

成岡:まずは、どのくらいのユーザーが配信した広告を通して最終的な成果の達成に至ったのか結果を確認。数字が目標に届いていない場合はその改善案を、数字が伸びている場合も更に伸ばせる余地がないかデータを分析して仮説を立て、施策を練ります。

篠﨑:“現場を1番把握しているのは担当者”という考えのもと、新たな施策を立てるまではマーケターが行います。その後ミーティングに持ち寄り上長などからのアドバイスをいただきながら施策をブラッシュアップ。更に、営業担当や編集担当ともミーティングを行い、施策実行の日にちまで細かく設定します。


Do(広告を作成して入稿)

立てた施策を基に、表示するキーワードを選定しながら広告の文言や画像を作成。広告の狙いに合わせた文言を作成する編集担当や、画像を制作するデザインチームらと共有しながら進めます。

篠﨑:広告のキーワードや文言はマーケターが検証して選定をしますが、違う視点のものが欲しい時はライターさんに協力していただくことも。ただし、最終的な判断はマーケターが行います。

成岡:ディスプレイ広告では、表示させる媒体によって広告枠のサイズやユーザーの傾向が異なるため、同じ広告内容でも媒体ごとに画像を作り直しています。

また広告素材の作成以外にも、入札額や広告の配信回数の変更、ターゲティングの拡張などあらゆる調整を行ったら配信を開始します。


Check(施策の効果を分析)

配信後は小まめに状況をチェックして効果の分析をおこないます。

成岡:施策を実行する前と後でどのように変化したのか、Webサイトへの流入数やコンバージョン率などを期間や時間で分けて比較します。実は、施策効果の分析はPDCAサイクルの中で最も重要なパート。分析が甘いと、方向性を誤ったまま次のPDCAサイクルを回すことになり兼ねません。

篠﨑:マーケターにとって“分析力”はとても重要なスキルの1つ。運用結果で数字がどのように変化したのかというデータを出すだけでなく、 そこにどのような要因が絡んでいるのかを多角的に分析できる力が問われます。


Actiton(分析結果を基に改善)

分析結果を踏まえて、次に実施すべき施策を検証して実行していきます。数字が伸び悩んでいる場合には改善策を、数字が伸びている施策にも次に繋がるアクションを起こしていきます。

成岡:数字が良かったら“そこで終わり”ではなく、分析した数字を基に更に数字を伸ばすためにサイクルを回すべきなのか、それともここで終わらせるべきなのかまで判断。どのような施策も“やりっぱなし”にはせず、必ず結論付けます。

このような基本のPDCAサイクルが約1週間単位で回っている他、営業担当や編集担当などからの修正依頼があれば適宜修正していきます。


Q1. Web広告運用業務に向いてる人とは?

篠﨑:根気強く継続力をもって向き合える人。丁寧な数字分析力と今まで見ていない角度で考える発想力の両方が必要。

成岡:何事にも疑問を持っている人と論理的な人だと思います。広告運用は、数字の変化が激しいのでなぜこうなっているのかなどを常に考えられるのは強みになります!また、分析過程でも物事を分解して考えられる人は向いていると思います。

Q2. Web広告運用業務で大変なところは?

篠﨑:競合の出稿状況の変化などで効果が悪くなったり、トレンドの影響をうけたりすることもあり、常に最適な運用ができていないと利益を出し続けることが難しいところです。

成岡:数字の変化にはさまざまな要因があり、どの視点から切り口を見つけるかがとても大変。でも、1つ1つ丁寧かつロジカルに考えて、要因を追求するのは達成感があります

Q3. 本当に未経験からでも挑戦できるの?

篠﨑:私の前職は小学校の教員で、まったくの未経験でアウルに転職してきました。(篠﨑さんの転職秘話はコチラから)転職して1番大変だったことは“分析”ですね。データは出せても分析するための視点の引き出しが少なくて、先輩方からたくさんアドバイスをいただきました。

アウルでは、一定の研修を終えると、早い段階で実際の運用に携わっていきます。不安や責任は伴いますが、広告運用は変動がすごく大きいので実際に運用に携わるからこそ学べる事がとても多くあります。“わからないから仕方ない”でなく、分からないなりに責任をもって業務に取り組む姿勢が感じられれば、先輩が必ず助けてくれるので未経験でも絶対に大丈夫です。

成岡:僕は経験者として入社しましたが、実際に運用チームには未経験だった方も多くいます!チーム体制としても“トレーナー・トレーニー制度”があり、先輩のもとで運用の知識と実務をしっかり学ぶことができます。また、運用強化ミーティングを週1で実施。外部のプロの方を呼んで運用の疑問を話し合う時間が設けられるなど、未経験でもチャレンジできる環境は十分に整っています。

Q4. 経験者がサイバーアウルで働く魅力は?

成岡:圧倒的な裁量権です。僕は前職もインターネット広告の代理店だったんですが、予算の関係で運用できる範囲がどうしても狭くなってしまうことがありました。

しかし、アウルでは1つのメディアの運用を大きな予算で任せてもらえるので、施策打ち出し方の幅が広がり、広告運用における知識や経験がより一層ついてくると感じます!もちろん、金額が大きい分、責任も大きくなりますが、Web広告運用のプロフェッショナルを目指したい方にはぴったりな環境だと思います。

Q5. Web広告運用業務の魅力

【篠﨑】
1. 数字として成果が出るためうまくいったときの実感がすごく感じられる
2. 日本中のユーザーが使用しているサービスを提供しているという社会との繋がりを感じられる
3. インターネット需要が高まる中で将来性がある

【成岡】
1. 自分が意図をもって動かした結果が明確に数字として表れる
2. 時代がネットにシフトしている中で、最先端の情報をキャッチアップできる
3.  ロジカルに考えることが日常化するので、物事をシンプルかつ合理的に判断できるようになる


最後までご覧いただきありがとうございます。大きな数字を扱うメンバーの日常業務について、少しでもお伝えできていたら幸いです。

金融メディア事業部では、現在Web広告運用業務を行う「マーケター」を募集しています。金融メディアや広告運用にご興味がある方など、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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