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Give&TakeそしてGIFT①

最近、
「ギバーであるべき。
テイカーにはなるな。
それが成功の秘訣である」
的な言葉をよく耳にする。

ギブってなんだ?
テイクってなんだ?
「成功」ってなんだ?

*************

夜の11時頃、
駅前での、
僕の音楽に耳も傾けない
耳障りな手拍子で近づいてきた
酔っ払い集団から、
300円ほどのコインを
入れられただけの社会的存在
の結果に終わった
路上演奏の帰り道。

こんな明るい夜空、
雨が降る前の
生暖かい空気。

公園で、野良猫と一緒に
ビールでも飲みたくなる
満たされそうになる空間に立ち、
いろいろ考えました。

やっぱり最新のスマホは綺麗に撮れるね〜

5/5は忙しかった。
いろんな予定をこなした。

まず、
すでに日当のある
神楽のメンバーとしての
出演のお誘いは
先約があって
断っていた。

その先約とは、
以前、
一応出席しているくらいの立場の会議で、
「5/5に、道の駅で餅つきをするから
空けといて」

と言われたから
空けておいた、
地元農業法人による
道の駅での餅つき販売。

でも、なんか、
たくさん参加者集まったし、
僕は何故かメンバーに
登録されてなかったけど、
口約束で「行く」
と言ったから行った。

いろいろ
必要であろうところに入った。

餅つきに合わせて
タイコも叩いて賑やかした。

一緒に連れてきた
息子たちが飽きて
帰りたがった。

で、おしっこ漏らして、
退場。
帰宅することに。

*************

楽しんでいる傍ら、
「今日のこれに日当が
出るんだろうか?」
とモヤモヤしていた。

いや、正直、要らないんだけどね。

影では「赤字の農業法人」と聞く。
でも、
しっかり働いてくれたからには
日当を払おうと考えてくれるだろう。

これが賃金労働だとすると、
ちゃんと働かないといけない。
というプレッシャーを感じる。

役に立たねば。
と想う。

で、けっこう
頑張ったし、
お金もらえないのも
嫌だな。

なんて心もどこかに
芽生えてしまう。

タイコ叩いた行為にだって
「仕事の技術を
安売りするなんていけないよ」

なんていう世間からの幻聴も
聞こえてきてしまう。


「楽しく経済活動をして暮らす。」

できるならいいが、
経済活動を加えると、
「楽しい」に
余計な負荷がかかるんだったら、
そんな「経済活動」は
要らないんじゃないのだろうか?

楽しくない世界創りに
参加して、
おまえはどうしたいんだ?

*************

早々引き上げた僕が
また子どもを連れて向かった先は、
最近長年空き家だった家に
移住してきた友達の家の
修繕作業の手伝い。

ひとり、大工さんが来ていて、
他は仲間が集まり、
ボランティア。
共同作業だ。

これは、ワークショップ形式だったのかな?

大工さんにはお金払うでしょ。
他の参加者からは
参加費を徴収したのかな?

いや、あの緩さは、
参加費とかなかっただろうな。

人が集まる。

出来ることをする。

心地好い空間に、
それぞれの才能が発揮される。

企画力と、友人知人への声かけ。
綾をなせる「場」の創り方。

*************

前日もやっていて、
そっちは最初から参加して、
翌日5/5は、だいたい終わった頃
参加した。

それでも、
大工さんの手元を手伝ったり、
アイデア出したり、
いろいろ役に立てた
と想う。

*************

僕は、
何かを与えられたのだろうか?

与えられたということは、
そこに需要があったということ。

誰かが必要としているところに
僕の手持ちの才能で、
「需要」に「供給」出来たなら、
give出来たってこと
・・・だよね?

*************

で、
僕は何を求めてる?
何をtekeしようと望んでる?

賞賛?
承認?
賛同?
賃金?

何も望んでいない。

そこで僕は満たされるのか?
と言ったら
そんなことはない。

「みんなが喜んでくれたら幸せ♪」

だなんて・・・。

そりゃ、そういう想いも
アリだけど。
それが僕の欲求ではない。

*************

うまく「何」とは言えない。

だから、
夕方、僕は、
家を出る。

つづく


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