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何か仕事をしたい。って?

ホームレスの人たちに
インタビューするような動画を
最近よく見ています。

僕はよく、街のそういうところで
タイコ叩いて歌ったり、
そういう公園で日々練習をしていたので、
そんな東京の風景などを
懐かしく感じています。

*************

そこで
ホームレスに限らず、
多くの人たちの常識、
大人の当たり前と想っている発想に
ずっと違和感があります。

「仕事がしたい」
「就職したい」
「働きたい」
何か仕事がしたい」

・・・

何の仕事がしたいのか?
どんな仕事がしたいのか?

 生きて、暮らして感じる価値は
人それぞれでしょう。

だから僕にはわからない価値観
なのかもしれない。

「やりたいことがわからない」
「やりたいことを探す」
「自分に向いている仕事って何だろう?」

やりたいことがわからないことがわからない。

何でやりたいことがわからないのに大学へ行くの?
何でやりたいことじゃないのに大学へ行くの?
「音楽関係の仕事」がしたいわけじゃない。
「音楽」がしたいんだよ。

と、
高校3年生の11月に
ギターを持って、津田沼の駅前で歌い始めました。

「やりたいことがわからないから探す」
なんてことをしないで、
すでにやりたいことがあった人生は
幸せなのかもしれません。

やりたいことが明確なのに
やりたくないことをしないと
生きていけない現実を生きるなんて・・・
不幸なのかな。

やりたいことをやっていて、
その先のビジョンが見えないのは
今、やりたいことをやっているから。

例えば
「路上で歌う」

その行為を利用して、
どんな社会的地位を得ようか。

そんなビジョン、計画、行動力が
著しく低かった。

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歌い、「詩」そのものになる。
その瞬間が、
「なりたいものになっている瞬間」だったんだな。

当時はそんなことわかってなかったし、
あっちもこっちも
どっちもレベルが低かったよ。

なりたいものになっている瞬間を創るのが詩、言葉だと
知っていたら、

「言語障害になりたい
自閉症になりたい」とか、

「涙が流れない〜!」とか言って
叫んで、「流す」「流さない」の間で
胃液を吐くなんて行為に至る。

なんて回りくどいことをしなくても
よかったな。

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そう。
でも、今から考えると、
「自閉症になりたい」は
的を得ていたのかもしれない。

自閉症になりたい僕はいた。

自閉症になりたい僕はいる。

ネットでやったアンケート診断では
「隠れアスペルガー」という結果で、
「生きづらかったでしょう」と活字に言われた。

あぁ、生きづらかったよ!

下手に頑張れば対応出来てしまうので、
摩擦の多い、パフォーマンスの低い人生になってしまった。
のかな?

そんな傾向だったから読んだのか、
「自閉症だった私へ」という
けっこう本屋でよく見かけた本を、
途中まで読んだことがある。

「自閉症」で生まれ、
大人になって、
知的に、普通の人との違いを分析していた内容が
面白かった。

やっぱり、
自閉症の人って、
声をかけても聞こえてないわけではなくて、
聞こえているけど、
なんでわざわざ振り向いて
笑顔で返事しなきゃいけないのか
わけわからないらしい。

そんな表面的な愛想を振りまくより、
大切な時間が僕にはあるんだ。
触れたい感覚があるんだ。

宇宙の真理に触れるために
僕は忙しいんだ。

そんな感じなら、
「僕」をもってしても
少し解るような氣がする。

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忙しいんよ。

やることがあるから。

やり「たい」とか言って、
I wantで留まっているのももったいない。

「やりたいことを探す」なんて
意味不明だわ。

「何かの仕事をしたい」
何かの事に仕えたいなんて、何?
「何か」を誰かに教えてもらうの?
誰かが知っているの?

「自分」で生きているのに
「自分」がわからないなんて、
「分かる」、
分けていると判断している
境目を何処と決める?

*************

「仕事がしたい」
「就職したい」
「働きたい」
何か仕事がしたい」

「やりたいことがわからない」
「やりたいことを探す」
「自分に向いている仕事って何だろう?」

分からないわけじゃない。

分かつ。

分けている境目を見て、
こっちが自分、
あっちが世間。

こっち側で、
あっち側を認識しているのは
こっち側にいる自分。

じゃあ、
あっち側も、
鏡に映った自分みたいなもんだな。

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こうして、
他人も「自分」と認識することで
社会性に対応する。

思考錯誤に生きて、
僕が「僕」で見つけた処世術。

いや、たぶん、
一般的に滅茶苦茶なこと
言ってるんだと想いますよ。

自分でも
「本音に社会性がねぇなぁ」
と愕然とします。

たぶん、みんな、
それぞれ違う具合で、
世の中と具合を合わせて
整えて、
ゆるやかに、
あるいは急速に、
世の常も
動いていくんだろうね。

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今日のnoteには
「もってるひと」が相応しく想い、
最後に1曲貼って置きます。

安らかに日々をお過ごしください。

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。