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外部講師の研修がよくてもあまり意味がない

私は、定期的に「グローバル人材基盤形成セミナー」を通して、高校生に関わらせていただいていますが、先日、ある校長先生に、「うちの先生たちが、セミナーの内容を踏まえた関わりを生徒と普通にするようになりました!!」と言われました。

この自立自走状態こそが大切で、本来、組織が研修を導入する目標はここにあると思っています。外部講師がやってきて、よい研修をすることが大切ではなく、組織が、講師も研修も必要ないくらいの状態になることが大切なのかなと。(研修テーマにもよりますが)

今回の高校では、生徒さん対象のセミナー前後に、教員の方とのやり取りをして、セミナー当日は、なるべく多くの先生にオブザーブ参加していただきます。講師は、生徒さんの目を見ながら、心は、熱心にオブザーブされている会場後方の先生方へも向いています。

高校生はカッコいいです。最初は「別に…」「特に…」のオンパレードだった生徒さんたちも、自分が秘めている価値と可能性に気づき始めると、照れも消え、自分を語り、友達の思いを応援し、行動に移していく。

その成長を後押しするのは風土です。風土を下支えしているのは先生です。たまにしかやってこない講師は、風土まで作れません。


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