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今日から即実践!原因の理解と工夫一つで好き嫌いを克服する超簡単術!

子どもには偏食なくバランス良くご飯を食べて欲しいと願うのが親心ですよね。しかし、実際は好き嫌いが多すぎて困る事も育児の悩みです。野菜もお肉も魚も果物もバランス良く食べる事で栄養が偏らずに成長の手助けとなるものです。特に野菜嫌いの子どもって多いですよね。ピーマン等の緑黄野菜などが好きって子どもは見かける事が少ないです。これから、子どもが好き嫌いをなくす為のコツを伝授しちゃいます。

とその前にコツを伝授する前に食べ物の好き嫌いを無くす勝負時期というものがあり、そのポイントをお教えい致します。

離乳食を食べ始めた生後7~8カ月の赤ちゃんは歯が生えそろう時期であり、食に対する意思表示が明確にできる様になってくる時期です。離乳食を食べ始めると母乳やミルクの時は見違える様に成長し始めます。赤ちゃんの成長に合わせて、どのようなペースで離乳食を与えれば良いのか等をお伝え致します。

生後7~8か月の楽しい「もぐもぐ期」は、栄養バランスを取りながら

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生後7~8カ月あたりは俗に言う「もぐもぐ期」に当たります。この頃になると赤ちゃんは食材の味や舌ざわり等が分かるようになり、出来るだけ色々な食べ物を与えて体験をさせる事で好き嫌いを無くす事が出来る可能性を秘めています。

子どもの苦手な食べ物ランキングで上位に入る、ピーマンやニンジン、セロリを積極的に食べさる事にチャレンジしてみてください。「これは食べないだろうな」って判断するのはママやパパであって、子どもは意外と食べるかもしれませんし、苦手そうなものを後回しにすると味を覚えさせてしまって苦手なものを増やす可能性あがあります。

生後9~11か月の「かみかみ期」に突入!いろんな食材にチャレンジ

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生後9~11カ月は離乳食を1日3色食べる様になり、必要に応じて母乳やミルクを与える「かみかみ期」に突入します。赤ちゃんが素材のままで味付けをしなくても食べられる感じであれば、必要以上な味付けはせずに食べさせると良いです。調味料を使うのであれば、味噌や醤油や塩や砂糖を使って、少しだけ味付けをしていくようにします。味が濃いのは塩分の過剰摂取となります。

赤ちゃんの時から塩分量が多い食事をすると、小児期の血圧上昇が認められています。薄味にすることで防止する事が出来るし、大人になってからも薄味が習慣化されて高血圧の防止にも効果的です。健康で生活する為にも味付けを薄めにして、素材の味を楽しむ事がおいしい食事を楽しむコツだと言えます。

この時期は和食を出来る限り多くメニュー化する事をお勧めします。和食は素材そのものの味を生かした料理が多く、手を加えずに潰したり細かくする事が多いので離乳食にもうってつけです。

肉じゃがや煮物などを赤ちゃんと一緒に食べる事で楽しく食事をする事も可能です。ママやパパは後で味付けを変化出来る様に薄味で作り、赤ちゃんの分を取り分ける事も赤ちゃんが食べてくれるコツです。

香辛料は赤ちゃんには刺激が強いので、極力控える方が良いです。カレー粉やコショウ等は少量から試していきましょう。

1歳~1歳半の「パクパク期」で食べる事の楽しさとリズムを身につける

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この年齢になると離乳食の卒業が見えてくる年ごろとなります。自分で食べれるようになったりして食べる事の楽しさを覚えだす「パクパク期」。通常食事へのステップアップの時期とも言えます。

1日3食で足りないようであれば、間食を用意してエネルギー量や栄養素を考慮しながら食べさせる必要があります。間食におやつを与えるのではなく、おにぎりや果実などを与える事で不足分を補えます。

食事の内容も大切ですが、家族と一緒に食事をする事を心がけて朝昼晩の食事リズムを整えていくことを目標にしてください。

夏場はベビーフードを活用する

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ベビーフードを拒んで全てを手作りにこだわるママも多くいますが、食材の柔らかさなどもお手本になるし栄養面でもしっかりとカバーできます。

お出かけ時には衛生面でも優秀ですし、夏場なら食中毒などの心配もありません。色々な種類のベビーフードが販売されているので味に飽きる事なく食べる事ができて、拒むより一度は試すぐらいの気持ちで与えてみても良いと思います。

鉄分不足となりやすい9カ月以降のフォローアップミルク

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離乳食をなかなか食べてくれないって事もありました。この時はフォローアップミルクを飲ませる事で鉄分の不足を補ってくれます。鉄分以外にもビタミン類も含まれているので、必要最低限の栄養は取れます。ミルクに頼っているばかりは問題が出てきますが、無理やり離乳食を与えて食事を嫌いになって食べる事が嫌いになってしまう事があるのであれば、たまには良い選択肢だと思います。

好き嫌いの原因について

「子どもが野菜を食べてくれない」、「魚を食べてくれない」など食の好き嫌いについての悩みは尽きないですよね。好き嫌いが多いと栄養面で問題が出そう、食事のメニューがマンネリ化してしまうなど何かと困ります。好き嫌いが発生するメカニズム等について述べます。

1.本能による原始反射

原始反射:反射とは、無意識に特定の筋肉などが動く現象です。知覚や姿勢などに与えられた刺激が、大脳の統制を受けずに脊髄や脳幹に伝わって起こります。随意運動が発達すると,だんだんと原始反射は消えていきます。原始反射は乳児期早期にみられる反射です。現れるべき時期にみられないとき、消失する時期にみられるときは、脳や神経系に異常があるかもしれません。

子どもに好き嫌いが多いのは何故か疑問に感じた事はありませんか。味には「甘味、旨味、塩味、酸味、苦味」が存在しており、生まれたばかりの赤ちゃんが甘いものに喜ぶのは甘味が体に必要なエネルギーであることを生まれながらに体に刻み込まれているからです。旨味はアミノ酸の味であり、アミノ酸はタンパク質の事です。タンパク質と言えば体を作るのに必要な栄養素であり、これを体内に取り込まれると赤ちゃんは幸せそうな顔をするのです。

塩味は体内の塩類バランスを取るために必要ですが、必要以上に摂取する必要もなく調味料として体に取り込むのはバランスが崩れる可能性があります。

赤ちゃんは嫌がる味は酸味と苦味です。これは大人も嫌そうな顔になりますよね。生まれながらに苦味は体に悪い毒であると認識して生まれてきます。だから本能的に避けようとするのです。体にに必要なものは喜んで、体に危険なものは嫌がるという原始反射から起きていると考えれます。

この原始反射は離乳食が始まる5~6カ月頃になると徐々に弱くなるとされていますが、本能として残っているため離乳食スタート後も甘いモノを喜び、酸っぱいモノや苦いモノは嫌がる傾向が続く事になるのです。

この本能的ともいえる原始反射の好き嫌いを克服する方法はママやパパが食べている姿を見せて安全な食べ物である事を認識させる必要があります。赤ちゃんが安全であると認識した段階で食する事にチャレンジするようになります。一緒に食べて安全であるという共感が子どもに刷り込まれるので好き嫌いを克服させるために需要な事でもあります。家族揃って食卓を囲む事で楽しく、おいしく食事をする事が出来て、好き嫌いも無くす事が出来るかもしれません。

2.原始反射以外で好き嫌いが発生する原因

小さな子どもの場合は今まで普通に食べていたものが、食べた後に気分が悪くなったりした嫌な経験によって嫌いになってしまったという事もあります。これを「食物嫌悪学習」といいますが、心理的な問題が絡んでくるため、原始反射以上に克服が難しく、対応も一律ではありません。

人が初めて食べるものについては、安全かどうかを確かめなければ恐怖心で食べる事が出来ないという事を「新奇性恐怖」があり、それとは反対に見たこともないものや食べたこともないものを食べたくなる事を「新奇性興味」を併せ持っています。人なら初めて食べるものを嫌がる事は仕方がありませんが、興味があるものはドンドン挑戦する事が大切です。

幼児期は歯が生えそろっていない事もあり、噛みにくいものや食べにくいものを嫌がる傾向があります。食べにくいものは細かく切る事やミキサーにかけて形を変える事で抵抗なく食べる事が出来るかもしれません。片栗粉でとろみをつけたり、混ぜて食べる場合に効果があります。

好き嫌いは放っておいて問題はないの?

上記に書いたように幼児期の好き嫌いは様々な理由によって発生する事がお分かり頂いたと思います。しかし、子どもの好き嫌いはある程度の年齢まで放っておいて問題はないのか心配になりますよね。

気が向いたら食べれるようになるんじゃないか、何か工夫をしないと食べてくれないんじゃないか、色々と考えてしまうものだと思いますが、まずは一緒に食べる事から始めてみては如何でしょうか。そもそもですが、決まったものだけに好き嫌いを見せている場合は見守る事も大切です。野菜全てを食べないや主食を全く食べない等の場合は対策が必要ですが、そこまでの状態ではなければ気にする必要はありません。

キャベツは食べないけどニンジンは喜んで食べる、魚は食べないけど牛肉は食べる等の好き嫌いであれば栄養的に問題はないので、必要以上に悩む事はありません。

小さい子には「これを食べて○○になろうね」などと上手に誘導する事も効果的です。

子どもの好き嫌いを克服する方法

これからお伝えする子どもの好き嫌いを克服方法ですが、年齢や様子に合わせて実践するように気を付けて下さい。また、即効性があるかはその子次第なので見守りながら試してください。

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