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両親と祖父母に捨てられた女子高生【涙のカウンセリングサロン体験談】
実は私、、
突然ですが、あなたの中で
「墓場まで持っていきたい事」ってありませんか?
友達、同僚、彼氏、
旦那さんにも相談できない。
仮に勇気を出して相談しても
白い目で見られたり、わかってもらえなくて
言っただけ無駄になってしまう。
「心の傷を明かすにはパワーがいるし
恥ずかしいし正直めんどくさい。
だから心の傷はなるべく見ないように、
なるべく触れないようにしよう」
そんな風に思った経験
あなたにはありませんか?
誰からも気に入られる私。でもその裏には
初めまして、
私の名前はまいこ。
岩手県に住んでいる
29歳の独身OLです。
おっとりとした性格で、
男女ともに友達も多く
嬉しいことに職場の後輩にも懐かれて
先輩や同僚からも気に入られている私。
「まいこの周りには本当にいい人が集まるよね!
まいこは本当に気が効くし優しいよねぇ」
なーんて、嬉しい言葉を
言っていただけることも多く
私、社会人になって人間関係には苦労したことがありません!
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悪く言えば世渡り上手で
誰にでも気に入られます。
そういうと、、、
まいこさん、自慢ですか??
という声も飛んできそうですが、
実は私、人当たりの良さは
努力して努力して努力して
やっとこさ身につけたのです。
本当の自分の感情に蓋をして
人に気に入られるために生きてきました。
ですが、ふとした瞬間に
押さえつけてきた感情の蓋が動くと
イライラ、モヤモヤが
お腹の底からブワーっと湧き上がってきて
どうしようもない気持ちになる事に
ここ最近悩んでいます。
30歳になる前に、自分と本当に向き合いたいな。
何かを変えないとダメなんだな。
そのような思いの元意を決して
大都会表参道のカウンセリングサロンに
岩手県から足を運んできたのです。
憧れの平本あきおさんと対面
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今回私をセッションしてくれる
平本あきおさんは、本も出しているし
有名な人ともコラボしてるし
学歴も経歴もイカついし….(笑)
岩手ではお目にかかれない超スター。
私なんかがお話ししていいの?
と、ビクビクしてました。
でも、リアルでお会いすると
めちゃくちゃ話しやすく一瞬で緊張がほぐれました。
(プロはすごいなぁ)
さて、ここから私の
「墓場案件」がプロの手によって
掘り起こされていきます。
泥酔した父から殴られた記憶が消えません
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岩手県の田舎で自営業をしている
家に生まれ育った私。
私は4人兄弟の1番上。
私、兄弟3人、母
おじいちゃん、おばあちゃん
たまにしか帰らない父の8人で暮らしています。
時代は遡ること中学2年生の12月。
忘れもしない、雪が積もる寒い夜でした。
12月は忘年会シーズンということもあり
取引先との飲み会から帰ってきた父は
家に帰るなり、一言。
「揚げ物食べたい!油持ってきて」
と私に命令しました。
ただいまくらい言えよ!
命令しないでよ!!!
戸棚からサラダ油のボトルを取り出し
鍋にかけようとキッチンに向かうと
父親が仁王立ちになって塞いでいました。
「お父さん、どいて!油を火にかけたいから」
と私がいうと、、
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バシッ!
痛い、お父さんやめて!
バシッ!
バシッ!
容赦無く父親は、私を殴ってきました。
あんたが油を持って来いって言ったんじゃん!
なんで私が殴られなきゃいけないの??
何もしなくせに偉そうに…..💢
内心は怖いと怒りで煮えたぎっていました。
手に持っているサラダ油の
ボトルを投げつけたかったのですが、
ここで私が痛いことさせたら父が可哀想…
と我慢して耐えました。
もう怒りで、ボトルを持つ手が震えてます。
翌朝。
殴られた時間帯は2階で弟たちの
寝かしつけをしていた母親に
「昨日、酔っ払って帰ってきた
お父さんに殴られた」
と一部始終を明かしました。
する母親はこう言いました。
まあ、お父さんも外で大変だから仕方がないよ。
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母親のあっけらかんとした対応に、
この人は私を守ってくれないんだねと絶望しました。
👨平本さん:
ここまで勇気を出して話してくれて
本当にありがとう。
もう、お母さんに聞こえなくていいから
心の声を出して!
それでも母親?母にぶつけたい私の本音!!!
👩💼私:
「お母さん、もう私のこと守ってくれないんだ
お父さんの方が大事なんだね
もう自分でやるから、もういいよ!!!!!!!!!!」
👨平本さん:
今までまいこさんは、よく頑張ってきたよね。
どんな風に頑張ってきましたか?
奴隷のように働く女子高生
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👩💼私:
高校1年生の時に、
もう親は頼りにならないと思って、
弟たちのご飯の用意、
祖父母用のメニューのご飯の用意、
掃除もして、
弟たちの洗濯もして
弟と自分の学校に持って行くお弁当も作った。
👨平本さん:
学校にもいきながら、
家に帰ったら弟たちの面倒、
掃除。洗濯、祖父母の食事の支度。
お弁当まで作ったんだよね。
👩💼私:
はい、そして祖母にも
結構言われていたんです。
誰も頼れない…祖父母にも見捨てられた私
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👨平本さん:
何て言われていたの?
👩💼私:
あなたは親に捨てられたんだね。
だからあんたは私たちの面倒を見るんだよ。
って、、、、。
👨平本さん:
おばあちゃんにそれを言われてどう思った?
👩💼私:
悲しいよりも毎日同じことを
言われて正直疲れました。
👨平本さん:
高校時代も頑張ってきたよね
社会人になってからも頑張ってきたよね 。
逃げ出した父親の代わりにクレーム対応
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👩💼私:
家は自営業やってるんですけど
経営がうまくいかずに支払いが滞っていました。
入金が遅れると、
実家にお父さんのお客さんが
乗り込んできたこともあったんですね。
父は家を出て行ったので私が代わりに、
「申し訳ございません!今に父に電話します」
と言ってその場で父に電話しました。
プルルルル、
はい、
電話はつながりました。
「もしもし、お父さん!まいこ。
今 お父さんのお客さんが家に来てね 。
お客さんにすごい怒られてるんだよ 助けて!!!!」
と電話口のお父さんに助け舟を出したら。
ガチャ、、、、、、
ガチャっと父に電話を切られました
都合の悪い電話は切る父親
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👨平本さん:
お父さんに助けてって言ってるのに
また助けてくれない。
👩💼私:
その時私は運転できたので
すぐさま お父さんの家に押しかけました。
「お父さん!何で電話切るの?
助けては言ってるじゃん」
でも お父さんは背中を向けたまま
目も合わせてくれませんでした
👨平本さん:
その時 マイコさんはどんな気持ちでしたか
👩💼私:
このクソおやじ !
なんとかしなさいよ!
自分で謝りなさいよ 🔥🔥🔥
もうなんかアホくさく見えます。
👨平本さん:
それでも こっちの方を
向いてくれないんだね。
👨平本さん:
はい 。
それでも私はやっぱり
お父さんが好きなんです 。
お父さんがおじいちゃん
おばあちゃんから愛されていないことを
小さい時からずっと聞いていました。
不器用な父親の愛情表現
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👨平本さん:
さあ今から思い出す限り
お父さんとの良い思い出を
話してみてくれない??
👩💼私:
卵焼き作ってくれた。
👨平本さん:
卵焼き作ってくれたんだね。
👩💼私:
あーでも今思えば、自分が食べるついでで
「お前も食う?」 みたいな感じで作ってくれた。
👨平本さん:
ついででもいいからお前も食うか!
って言われた時どんな気持ちだった??
👩💼私:
嬉しかった。
今思うとついでだったなと
思うけど美味しかったよ 。
あと 鍋焼きうどんも作ってくれた。
ついでだったけど (笑)本当に嬉しかった。
小さい時に朝、銭湯に連れて行ってくれた 。
これもついでだったけど 。
でも むかつくけど嫌じゃない….。
殴られた高校生の時に戻り、胸の内を全て吐露する瞬間
👨平本さん:
今から高校生の時に戻ります。
お父さんが揚げ物食べたいっていうから
油持ってきたのになんで殴るの!!
なんで叩くの!
お父さんのために持ってきたのになんで叩くの!
全然お母さんは私のこと愛してくれない。
おばあちゃんには
「お前に捨てられたな」って言われたよ 。
でも、お父さんも大変だから
私我慢しなきゃ。
父さんもおじいちゃんおばあちゃんから
愛されなかったから私も我慢しなきゃ 。
お父さんの立場に立ってみて、
麻衣子さんからこういう風に言われたら
お父さんはどう思いますか ?
👩💼私:
まいこは、もっと愛してほしいというけど
お父さんはどうしていいか分からない。
👨平本さん:
まいこさんから、
さらにこう言われたら
お父さんはどう思うでしょう?
それでもお父さん!
自分のためかもしれないけど
卵焼きとか鍋焼きうどんを作ってくれて
本当に嬉しかったよ。
朝銭湯にも一緒に行けて
本当に良かったよ!
責められてもどうしたらいいか
分からないことは理解できるよ、
お父さんも、おじいちゃんおばあちゃんから
悲しい扱いを受けたんだよね 。
お父さんにも弟がいて、
弟ばっかり可愛がられていたよね。
お父さんは仕事を一生懸命やるのに
文句ばっかり言ってくる弟ばかりが
可愛がられたんだよね。
おじいちゃん、おばあちゃんは
なんで何もしない弟ばっかり認めて
頑張っている俺は認めてくれないの?って思ったよね。
👩💼私:
あ、、ちょっと待って。
今の私と同じことを、お父さんは経験している….。
物分かりの悪いお父さんへの逆襲
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👨平本さん:
ここから、不器用なお父さんへの教育が始まります。
お父さんもおじいちゃんおばあちゃんから
愛されなかったんだよね。
お父さんも弟ばっかり可愛がられて
本当は寂しかったよね。
お父さんが一生懸命仕事をするのに
文句ばっかり言う弟が可愛がられて悲しかったよね。
お父さんの気持ちすごくよく分かるよ。
なぜなら私も同じようなこと言われたから。
弟たちの面倒見てるのに
私は全然愛されていない。
おじいちゃんとおばあちゃんの
面倒も見てるのに「お前は捨てられたよ」と言われる。
少しは私の気持ち、わかってくれる?
まいこさんからそう言われたお父さんは
どんな気持ちだと思いますか?
👩💼私:
父は「分からなくはない」
とぼそっと言いそうです。
どんな未来が待ってますか?
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👨平本さん:
これからまいこさんが家庭を持つときに
どんな関係になったらいいと思いますか?
あんな経験があったから
どうしていきたいですか?
👩💼私:
過去のことを全部話して
「よく頑張ったね!」と認めてくれる人と
結婚したいです。
何か課題があっても、
「こうしたらいいのかな?」
と一緒に会話ができる人がいいです。
👨平本さん:
「お父さんに愛されない!」
と嘆いている彼女はどうですか?
👩💼私:
私が男だったら嫌ですね。
👨平本さん:
やっぱりあなたと結婚してよかった!
大事にしたいという彼女だったら良いよね。
この人とこんな家庭を持ちたい!
という人と一緒になりたいよね。
👩💼私:
はい!理想です。
頑張った自分を抱きしめて認める
👨平本さん:
最後に、今まで頑張ってきた自分を
思いっきりぎゅーっとハグをして。
今までよく頑張ってきたね!
辛かったね。
どう言ってもお父さんに
理解されないよね。
メールもできないし、
話しても会話にならないし。
言ってもわからないから、
もう、ほっとこ。
もう他の人探そう。
こっちの方が楽しいよ!
お別れのハグをして
よく頑張ったよ。
今どんな気持ちですか?
👩💼私:
すごい、暖かい気持ちです。
そっか、私はお父さんやお母さんに愛されたかった。
でもお父さんは何言っても聞かないし
私の人生だから、もうほっとこ。
それよりも頑張った自分を認めて
新しい恋愛をしよう!
自分を好きになる宿題
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👨平本さん:
最後3週間、毎日ノートに
これまで頑張ってきたことを書き出してみて。
このノートを書く目的は2 つ。
1つ目は、
頑張ってきたまいこさんを認めてあげること。
2つ目は、
「お父さんお母さんに愛されなくていいよ!」
と心の底から思って、
まいこさんを愛してくれる
新しい人に出会うこと。
👩💼私:
はい!やってみます。
なんだか父のことで悩んでいる自分が
バカらしくなりました。
表参道の夕日が美しい
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カウンセリングサロンが
終わったのは夕方16時すぎ。
終わった後はもう放心状態で
体がホワホワと浮いている感覚でした。
でも、確実に心が軽くなって
父のことも吹っ切れた気がします。
この日はせっかく東京に来たので
友達とご飯を食べて
友達の家に泊めてもらいました。
人生で一番自分が愛おしく思えた東京駅のスタバ
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そして翌朝の東京駅。
新幹線まで時間があったので
東京駅のスターバックスで
今まで頑張ってきたことを
ノートに書き綴りました。
すると、今まで押さえつけていた
感情がブワーっと上がってきて
思わずトイレに駆け込んだ私。
これ以上、書くと辛くなるので、
続きは誰にもみられない自宅で
宿題をやろうと思います。