適度な緊張は、超気持ちいい?

 昨日の夜は、夕食を食べに初めてのお店へ行った。これまで走ったことのない、初めての道を車で運転した。初めての道を運転するときは、新鮮さと少しの緊張がある。
 けれどそれらは目的地にたどり着くと、一気に楽しさや喜びへと変わった。

 話が突然変わるのだが、スポーツ心理学には逆U字曲線という考え方があるという。

 以下は、リンク先記事より引用。
 「効率(パフォーマンス)と緊張はUの字を逆にしたグラフで表され、「適度な緊張はむしろ良い」とのこと。人はリラックスしすぎても、緊張しすぎても、直面する課題に集中できないそうです」
 本当に偶然、今朝この話を聞いた。初めて走る道を車で運転しているときは、この理論の適度な緊張があてはまるのかもしれない。

 この適度な緊張とパフォーマンスの話を聞いて、これも日々の目標達成に応用していけるのかなとふと考えた。私はこれまでの人生、プレッシャーは避けがちだった。困難に直面した際、闘うよりも逃走する傾向があったと思う。ただし、これは誤解がないように言うと、困難に直接向き合うよりも、それが生じないような環境や仕組み作りに注力してきたからだ。自分の快適さをいかに保つかに、エネルギーを注いでいたように思う。
 でも最近、この歳になって十分に感じていることがある。この戦略には限界があるということだ。逃げ切りたくても、逃げ切れないことなんてこの世の中にはいっぱいある。それにこの方法では、快適さは手に入れられるかもしれない。けれど、自分が本当にやりたいことを手にいれられるだろうか。そろそろ少しやりたいことのために、どストレートに闘争していってみてもいいんじゃないのと思ったのだ。緊張を伴う方が、パフォーマンスは上がる。高いパフォーマンスは、結果と結びつきやすくなるかもしれない。やりたいことのためなら、適度な緊張を歓迎してみようかと思った。

 例えば、最近の私のストレスとの闘争はこんな感じだ。
 SNSなどの投稿には、私の場合、まだまだ適度な緊張がある。これまでの私は、インターネット上で不特定多数の人の前でアウトプットを積極的にしてこなかった。それに、自分に才能があるなんて思ってもいない。だから記事を書いている時には、ある程度のストレスがかかる。これ(この文章)は本当に面白いのか?/誰かの役に立つのか? だけど、とある作家さんの「書いている間は疑うな」という言葉を胸に、この瞬間の私にしか書けない内容を楽しんでもらおうとか。誰かの役に立つものを提供できないかと思って書いている。書き上げてみると面白いもので、ものすごい満足感がある。また、投稿してきた過去の記事を見ると、自分の頑張りが可視化されていて、さらに行動が強化されるようだ。コメントがきたときは、読んで頂けて本当にありがたいなと思う。

 公募への応募もそうだ。締め切りまでに書くということ。受賞できるレベルではないと分かっているけれど、今の自分でできるだけ良い作品を書こうという気持ち。これらは、作品を期限までに仕上げるストレスだったり。受賞は伴わないだろうけれど、コツコツ人知れず書かないといけないというストレスだったりする。それでも、書き上げたときのハイテンションは自分でも面白がっている。書きあげただけで、満足感がすごいのだ。ランナーズハイにちなんで、脱稿ハイと呼んでいる方もいるそうだ。ちなみにこの場合、書き上げた後の一定期間は謎の自信に満ち溢れる。けれどその後冷静になると、自分の作品を見つめ、先が思いやられる。笑

 もっともっと行動力を上げていくために、どんな緊張をこれから利用して行こうか。楽しんで、適度な緊張に対して闘争していきたい。自分の周りにいる人や文章を読んで下さった方にも、良い刺激を感じてもらえるように行動したいと思う。
 きっと、車の運転と同じだ。ちょっとした緊張があっても、きっと辿り着いた先で、それらは一気に楽しさや喜びへと変わる。

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