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小説を書くためのあれこれ

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長編小説を書いて新人賞へ応募したい! 試行錯誤のあれこれ。
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2023年6月の記事一覧

絶対相対主義者になることはできるか【エッセイ】

 私は直木賞作家である石田衣良さんのyoutube動画を定期的に聴いている。いくつものヒット作を世に送り出している衣良さんの視点や考え方を知りたいので、有料会員のメンバーにもなっている。衣良さんの視点や考え方は、自分の殻の外側にあるものだと思うからだ。そういったものにたくさん触れて、少しでも自分自身の殻を、もう少し外側に広げたいのだ。  一週間前に、「ひろゆき」について考察する回があった。  その中で、ひろゆきとは絶対相対主義者で、「自分」と「自分のロジック」でさえ切り離

面白さのレベルとは何だろう【エッセイ】

 とある小説家の方が、YouTube動画の中で「自分が感じる面白さのレベルを上げていかないと、小説家になるのは難しい」というようなことを言われていた。この場合の「面白さのレベル」とはなんだろう?   私は面白さのレベルが高いとは、例えばネットや本で調べても、たどり着けない、分からない、創作的な要素を指すのではないかと思った。  最近、ChatGPTを使って掌編小説を作る練習をしている。ChatGPTに「三題噺の練習をしたいので、人物、場所、テーマの3つのキーワードを出してく

習慣化の試行錯誤:脳が喜んでくれることをとにかくやる

 私はHabitfyという習慣化アプリを使っている。このアプリを使っている理由は、何と言ってもメモ機能が使いやすいからだ。自分が続けたい習慣に、簡単に毎日メモを書き込むことができる。 (↓参考資料:Habitfyの使用レビュー。メモについても触れています) (↓参考資料:Habitfy HP)  このメモの部分に、習慣の達成ボタンを押すと同時に「ポジティブな感情」を書き込んでいる。例えば、「面倒だったけど、やってみたらすぐに終わって気分が最高」などだ。  なぜこんなこと

ワイヤレスイヤホンを語学力向上のために使い倒す【エッセイ】

 最近イヤホンをワイヤレスにした。  動き回っていても聞きながら作業ができる。とても便利だ。例えば、お風呂や部屋の掃除中や料理中とか。更には作業の途中でトイレに行きたくなったときにも。スマホを持たずに、そのまま動き回ることができる。  それに、うっかりスマホを落とすことも減った。これは精神衛生上、とてもよい。  また、購入したワイヤレスイヤホンには、ノイズキャンセリング機能もついている。結構、これがありがたい。集中したい時に周囲がうるさければ、耳栓代わりに利用できる。  ワ

爆速でやりたいことに向かって走り出せた【読書】

 最近、「Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!」という本を読んだ。  結論を言うと、この本のワークをやって良かった。「自分と向き合える“使える方法”」を手に入れたからだ。  この記事では、この本から得られた体験について書こうと思う。  人生の中で、一体自分が何をやりたいのか、何をやりたかったのか、と迷う人は多い。私もお恥ずかしながら、仕事をしていても本当にこれが自分のやりたいことなのかと、分からなかった。

ミステリー小説を分析して得た気付き5つ:「護られなかった者たちへ」を面白くしている仕組みを考察

 中山七里先生の「護られなかった者たちへ」を読了した。読んだ感想はリンク先にまとめたので、今日は自分がこの作品から小説を書くために学んだことをまとめたいと思う。 (感想はこちらから↓)  気付きを5つと、そこからのto-doを5つまとめた。小説を書く際、アイデアを思いつけるようにアウトプットしておく。   ★ご注意ください★  作品を一度は「読んだことがある方」にむけて記事を書いています。「読んだことが無い方」にむけて、気付きに対する物語の説明などはしていません。(ネタバレ

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自分の殻の外側の世界を、一歩ずつ学ぶ:「中山七里のミステリーの書き方」を聞いて【エッセイ】

 最近Audibleで、Podcast「中山七里のミステリーの書き方」を聞いている。  とても面白い。  何が面白いかというと、中山先生が小説を書く時に、どんなことを考えている、またはやっているのか。もしくは、何をやらないか、をバンバンバン~とお話ししてくださるからだ。圧倒されてしまう。  私の知らない世界、つまり、私の殻の外側の世界のお話が聞けるのだ。こんなの、楽しくないわけがない。  私自身は、小説を書き始めたばかりのド素人だ。昨年、とある出版社の小説新人賞に作品を一度

やっと見つかった壁打ち相手とアウトプットの世界に出発

 少し前からずっと、私は小説を書く基礎体力をつけたいと思っていた。けれど、例えば練習のために掌編小説を書いた後、どうすればわずかにでも自分に役立つフィードバックを得られるかが分からなかった。もちろん、小説講座に通うなどすればいいのだろうけど、お金をかけずに、もっと日常の中でできることはないかと探していた。  noteでフォローしている小説家ニジマルカさんが、記事の中で「ChatGPTを使って小説を書く練習をしてみよう」と言われていた。 「あれ?これは私のような小説を書きたい

感情の声に耳を傾けて:小説を書けるようになるための私の試行錯誤

 三日坊主になったり、続かないものというのは、自分の感情が嫌がっていると考えると対策を立てやすい。このことを最近知った。  理性でやりたい、やらなきゃと思っても続けられないことがある。逆に、理性で考えなくても続けられることもある。その鍵は「感情が嫌がっているかどうか」なんだそうだ。  昨年、私は小説を書きたい!と思った時に、とある小説講座を受講した。けれど、どうもその講座の雰囲気と私の感覚が合わなかった。違和感を感じていたけど、せっかく受講し始めたからとズルズルと一年もいて