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 『図解!税法入門』を全7回にわたってnote記事にUPしてきました。ご覧いただけましたでしょうか?早速ですが「確認テスト」をさせていただきます!!・・・とは言っても、クイズ形式で楽しく確認していきましょう!で、第1回目は総論。「そもそも税金って何?」の「確認テスト」です。
 もし未だ『図解!税法入門』をご覧頂いていないようでしたら、下に該当記事のリンクを貼りましたので、宜しければ覗いて見てください。

 では、クイズに入っていきます。今回は全15問です。

【第1問】
問題.日本には何種類の税目があるでしょうか?
A:約10種類
B:約20種類
C:約30種類
D:約50種類
 
 
解答.正解は「D:約50種類」です。納税者に「公平」と感じてもらうため、多くの税金を組み合わせて課税されています。

図①:なぜ税の学習は難しいの?

【第2問】
問題.日本には50種類の税目がありますが、「国税4法」でない税目は次のうち、どれでしょうか?
A:所得税
B:相続税
C:自動車税
D:法人税
 
 
解答.正解は「C:自動車税」です。残りの税目は「消費税」になります。

図②:攻略するには「税のかたまり」を分解!?

【第3問】
問題.「納税者と担税者が同じかどうか?」で税金は区分することができます。納税者とは税金を納める人のことで、担税者とは実際に税金を負担する人のことです。この納税者と担税者が同じ税を「直接税」といいますが、次のうちどれでしょうか?
A:所得税・住民税
B:たばこ税
C:消費税
D:酒税
 
 
解答.正解は「A:所得税・住民税」です。残りの税目は、納税者と担税者が異なる税「間接税」になります。

図③:食卓には税金だらけ・・・。

【第4問】
問題.聞きなれない用語ですが、税を集める側を「課税主体」といいます。日本の課税主体は国と地方公共団体です。そして国が集める税を「国税」といいますが、次のうちどれでしょうか?
A:自動車税
B:相続税
C:固定資産税
D:事業税
 
 
解答.正解は「B:相続税」です。他にも「法人税」が国税になります。残りの選択肢は、地方公共団体が集める税「地方税」になります。

図④:外に出ても周りは税金だらけ・・・。

【第5問】
問題.ライフステージ(人生)には様々な税金が課税されます。国税と地方税の両方に課税されるのは、次のうちどれでしょうか?
A:所得税
B:消費税
C:酒税
D:事業税
 
 
解答.正解は「B:消費税」です。国税と区別して「地方消費税」と呼ばれることもあります。

図⑤:国税&地方税とライフステージ(人生)

【第6問】
問題.社会保険はサラリーマンとフリーランスいずれも加入しますが種類は様々です。次のうち根拠となる法律と加入者の「誤った組合せ」どれでしょうか?
A:健康保険法―サラリーマン
B:国民健康保険法―フリーランス
C:厚生年金法―フリーランス
D:国民年金法―フリーランス
 
 
解答.正解は「C:厚生年金法―フリーランス」です。厚生年金に加入するのは「サラリーマン」です。

図⑥:サラリーマンとフリーランスで根拠となる社会保険の法律も異なります。

【第7問】
問題.我が国の公的年金制度の被保険者は第1号~第3号に分類されています。そのうち「第3号」に該当するのは、次のうち誰でしょうか?
A:フリーランス・自営業者
B:サラリーマン
C:公務員
D:サラリーマンの配偶者
 
 
解答.正解は「D:サラリーマンの配偶者」です。ちなみに公務員は「第2号」に分類されています。

図⑦:我が国の公的年金制度上、被保険者は第1号~第3号に分けられています。

【第8問】
問題.「年金の未払い問題」のニュースをお聞きになったことがあるかと思います。他方で年金保険は「国」と「民間」の2種類あります。ニュースで問題となっているは、AとBどちらでしょうか?
A:国
B:民間
C:―
D:―
 
 
解答.正解は「A:国」です。ちなみに税金の取り扱い(所得控除)も「国」と「民間」で取り扱いが異なってきます。

図⑧:税金面で言えば、国の年金保険が絶対にお得です。

【第9問】
問題.年金保険は「国」と「民間」の2種類あり、一定の節税効果も期待できます。「国」の年金保険で受けることができる「所得控除」の種類は、次のうちどれでしょうか?
A:社会保険料控除
B:生命保険料控除
C:障害者控除
D:扶養控除
 
 
解答.正解は「A:社会保険料控除」です。ちなみに「B:生命保険料控除」は「民間」の年金保険の控除ですが、いくら保険料を支払っても最高12万円。節税額でいうと“ほんの数万円レベル”のお話です。

図⑨:ぼったくり保険には要注意!

【第10問】
問題.日本税理士連合会では「租税教室」を推進して、全国の子供たちに租税教育を実施しています。「租税教室」の対象となる学校は、次のうちどれでしょうか?
A:小学校
B:中学校
C:高校
D:A~Cの全て
 
 
解答.正解は「D:A~Cの全て」です。もちろん、講義内容は小学校・中学校・高校で異なります。

図⑩:謎のヒーロー”税キング”は、日本税理士連合会のキャラクターです。

【第11問】
問題.日本の税金を”どんなものに課税(What)”という観点で、①所得課税、②消費課税、③資産課税の3パターンに分類されます。各税目とこの3パターンの「誤った組合せ」どれでしょうか?
A:所得税―所得課税
B:相続税―資産課税
C:法人税―資産課税
D:消費税―消費課税
 
 
解答.正解は「C:法人税―資産課税」です。「法人税」は所得税同様、「所得課税」に分類されます。

図⑪:どんなものに課税(What)するの?という考え

【第12問】
問題.日本の税金を” どのように課税(How)”という観点で、「応能原則」という考え方と、「応益原則」という考え方の2通りがあります。各税目とこの3パターンの「誤った組合せ」どれでしょうか?
A:所得税―応能原則
B:相続税―応益原則
C:法人税―応益原則
D:住民税―応益原則
 
 
解答.正解は「B:相続税―応益原則」です。「相続税」は所得税同様、「応能原則」の考え方で、「累進課税」されます。

図⑫:どのように課税(How)するの?という考え

【第13問】
問題.毎年、税制改正大綱が政府与党から公表され、今後の税制の動向を知ることができます。毎年いつ頃公表されるでしょうか?
A:毎年6月中旬
B:毎年9月中旬
C:毎年12月中旬
D:毎年3月中旬
 
 
解答.正解は「C:毎年12月中旬」です。ちなみに2023年度の税制改正大綱が、自由民主党と公明党から公表されたのは、2022年12月16日金曜日でした。

図⑬:毎年、12月中旬に税制改正大綱が政府与党から公表されます。

【第14問】
問題.2023年度の税制改正大綱で特に目に付くのが、NISAの抜本的拡充と恒久化ではないでしょうか。NISAの規定はどの税目で規定されるでしょうか?
A:所得税
B:相続税
C:法人税
D:消費税
 
 
解答.正解は「A:所得税」です。2024年1月より、現行の制度を大幅に見直して、利便性が大幅に向上されると言われています。

図⑭:NISAの抜本的拡充と恒久化以外の論点は、どうなっているのでしょうか?

【第15問】
問題.2023年度の税制改正大綱で、スタートアップに再投資する場合に、再投資金額をした金額を株式の売却益から控除することが出来る制度が創設されました。また「高所得者層に対する課税の強化」への課税回避のためにこの制度の利用が有効だと言われています。この高所得者層。どのくらいの所得者層を想定しているでしょうか?
A:2,000万円
B:5,000万円
C:1億円
D:30億円
 
 
解答.正解は「D:30億円」です。全国で200人~300人の「超富裕層」に対して課税が強化されます。

図⑮:スタートアップへの再投資分、課税回避できるようになります。

 最後に”おまけ”ですが、「税金クイズ王」をキャラクター化しました。

図⑯:「税金クイズ王」登場!・・・全問正解なるか!?

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>


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