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【大学時代】普通であることが、ある意味コンプレックスだったのかもしれない。だからこそ、他の人とは違う道を生きたいと模索していた。

大学時代に書いた下書きが残ってたので、少し修正して公開してみた。若い。

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生まれてから記憶があるうちを思い返すと、正直、あまり苦労したことがなかった。苦労は買ってでもしろという言葉があるが、あまりしてこなかった。
 
少しばかり勉強ができたから、少しばかり運動神経も良かったから、学生時代はそこまで困らなかった。

自分が欲しいものはそこそこ買ってもらえていたし、人並みに青春なんてものも送れていたと思う。ただ、どこかで、熱くなれるものが欲しかった。


人生で、自分の意志で「こうしたい!」と強く願ったのは、高校時代かもしれない。


今でもサッカー部の経験を思い出す。

そこでは、脈々と受け継がれる歴史を感じた。年の初めには、歴代のOBが集まる「初蹴り」が行われる。

そこで、どれだけの先輩たちがこの部に携わったのかを知ることができる。どれだけの人が応援してくれているのかを知ることができる。
 

1つの上の先輩たちの引退試合、終わった瞬間に涙が出た。そんな時、尊敬する先輩から一言。

「泣くな。これからお前たちの代だ。」と。 


こんな人になりたいと思った。

だから、高校時代は全国大会に出ようと、自分の意志で、そうしたいと強く思った。

高校時代はすごく尊敬できる人が周りにたくさんいた。恩師の言葉に、今でも時々勇気付けられる。
 

大学に入ってから、尊敬できる人、というものを失ってしまった。


これまでの全てから解放されたと同時に、与えられるものがなくなってしまったのだ。
 
高校までとは違い、尊敬できる先輩や、恩師を探しに行かなければならない。自分で踏み出し、自分の手で探しに行かなければならない。
 
そんな環境が大学だと思う。もちろん先生と呼ばれる方は大勢いるが、教授は、教育者ではない。
 

尊敬すべき先生もたくさんいるが、巡り会える可能性は低いのではないだろうか。少なくとも、その先生の元に飛び込まなければならない。


そのための行動が必要なのである。
 

普通でない人生、みんなと違う人生を歩んでいる人の名言・格言に勇気付けられる。憧れる。みんな、そんな経験をしたことがあると思う。
 

僕の通う大学に、孫正義さんの弟、孫泰蔵さんが来たことがあった。話を聞いた時、ものすごくワクワクした。

何か踏み出さなきゃと思って、ホリエモンこと堀江貴文さんの本を読んでみた。これまでの自分の価値観とは全く違った価値観が書かれていた。

そこから、たくさんの人の価値観や考え方に触れてみた。


そこでハッとした。自分は何もわかっちゃいないと。


そして、こんな人たちと同じように、他の人とは違った人生を歩みたいと思った。

行動を起こせない人の特徴に「◯◯さんだからできるんだよ」という口癖がある。僕はこれは嫌いだ。やらない言い訳にしか聞こえない。 


強烈なコンプレックスや、モチベーションの源泉になる原体験がないのであれば、それをモチベーションにしようと思った。


僕は普通だから、これまで、記憶に深く染み付くような強烈な体験をしたことがない。

それはそれでしょうがない。でも、強烈な体験をした人たちと肩を並べたい。

普通であることをコンプレックスに生きるのも、悪くない。

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